mixiユーザー(id:712728)

2020年01月30日04:35

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ジョジョ・ラビット

ナチスに忠誠を誓った心優しい少年が自宅に匿われたユダヤ人少女と出会うことによって自己のアイデンティティが揺らぎ、やがて戦争の不条理さを実感していくさまをユーモアとシリアスさを交えて描くタイカ・ワイティティ監督の傑作。
困った時に現れる想像の友達のヒトラーが面白く、そんなヒトラーを監督本人が演じる。
この監督の前作の「マイティソー バトルロイヤル」はコメディ路線に突き進んだ快作で面白かったけど、もう一つ前の「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」は更に面白かったものだ。完全にコメディの監督だと思っていたけど、本作のような感動作も撮れる人だったのか。
ナチスの軍人なのにこの戦争は負けると信じているサム・ロックウェル、優しくて陽気で反戦思想の母親のスカーレット・ヨハンソンがとても良い。主人公の少年が母親との意外な対面を果たすショッキングなシーンに驚く。
冒頭でビートルズが流れる演出にええっ!って思ってしまうが、ラストでデヴィッド・ボウイが流れるとじわじわと楽しい気分になる。こういう音楽の使い方は本当に上手い。
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