番組ADが自分の企画を完成させるために釜ケ崎のドヤ街に取材に訪れ、やがて街の熱気に呑み込まれていく様をドキュメンタリータッチで赤裸々に見せる。
大阪から助成金を得て完成したものの修正を求められ、修正せずに助成金を返還して何年も経ってから劇場公開にこぎつけた執念のインディーズ映画。
見ていて何が問題だったのかわからないけど、見ようによっては全てが問題なのかもしれない。
優柔不断で煮え切らず人様に迷惑かける主人公像にムカつくけど監督本人が演じているので、こんな映画を作ってしまう監督とは別人格だと思いたい。
ここまで硬派な新作は久々に見たような気がする。面白いかどうかは別としてこういう熱い映画はもっと見たい。
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