インドの性典カーマ・スートラに記述されている性愛テクニックを白ホリのスタジオでモデルの男女が再現するパートとカーマ・スートラの心得を実施しないとこんな悲惨な目にあってしまう、というドラマパートで構成された実にしょうもないピンク映画。
「止められるか、俺たちを」の中でも撮影シーンを再現していた若松孝二監督作で、若松監督命日の記念上映にて鑑賞。
映画自体は本当にしょうもないんだけどそこはかとなく面白く、ヴィバルディの「四季」を延々と流し続けるいい加減さが実に楽しい。
政治色の全くない若松映画は腑抜けた印象もありつつ、でも生来の活動屋気質が画面から出ている気もしてちゃんと映画になっているから不思議。つまらない若松映画だってなんだかんだで面白いのだ。
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