ももたろうず。八話。
もう一つの桃は、川をどんどんくだり、海に出た。そして、波に揺られて、いつしかある島の浜辺に打ち上げらえました。
浜辺で島の子供たちが遊んでいます。
その中で一番小さい子が波打ち際に、大きな卵が転がっているのを見つけました。
他の子どもたちも呼んで、恐る恐る近づくと、何やらあ甘い匂いがします。
これは、何かの卵じゃないか?
一人の子が言いました。
いい匂いがする。甘い匂いだ。果物みたいだ。でもこんなのは見たことがない。
とりあえず、長老に見てもらおう。
年長の子がそういうと、子供たちは、その大きな卵のようなものを担いで、長老の家に行きました。
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