慎治 (中公文庫) | 今野 敏 |本 | 通販 | Amazon
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面白かった。
俺もガンダムが好きです。が、ファースト・ガンダム(『一年戦争もの』;p84)に限ります。それでも(それしか知らなくても)“ガンダム世界のオフィシャルな年表”の話は楽しめました。
p302
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「でも、あたしのために犠牲になるくらいの気はあるんでしょう?」(岡洋子)
(略)
「だから、そのつもりではいるよ」(渋沢慎治)
どうも守るという感じじゃないな――慎治は思った。僕より、岡さんのほうが強そうだもんな……。
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p318
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今では、将太のことなど全く恐れていなかった。「だけど、僕は、お前たちの世界で犠牲者の役をやっている暇なんかない」(渋沢慎治)
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いいねぇ。
p323
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好きな女を守るために強くなろうとした。そして、その女が自分のもとを去る時に、微笑んでいた。
慎治は、今は精一杯でそれにどんな意味があるのかわからなかった。だが、何となく、男として大切なことであるような気がしていた。
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惚れた女のためなら犠牲になるのも吝かではない?うーん、青春時代だからだろう…。
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