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2020年04月10日03:07

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第18回【魔の王の少年】ゲームブックリプレイ

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※ここから先はゲームブック【魔の王の少年】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
祖父の遺言によりソロモン城の玉座を目指す僕、ノルス。
妹を人質に取られ魔女に従う翼人のセギア。
ノルスは《友人》の力を借り、ダークエルフの恐ろしいゲームに打ち勝ち、囚われの翼人の娘セラを救います。
さあ、セラをセギアのところに連れて行きましょう。

【ノルス 技術点9 体力点7 運点8】


●アタック03-27 兄妹の再会

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セラを連れて、早速白翼のセギアのところへ。
翼人の番人は、セラの姿に驚き固まっている。その胸にセラが飛び込んだ。
感動の再会だ。

セギアは僕に忠誠を誓ってくれた。
僕が連れ出してしまったバグラーにかわり、礼拝堂の護りについてくれるという。心強い。

さらに、今まで護っていた扉を開けるための白の鍵をくれた。
そしてセギア自身の羽根も。これは悪魔召喚でイカロスを呼び出すときに使える。
ついでに足元にブレイブコインが落ちているのも見つけた。スフィンクスから手に入れていたから、これで2枚目だ。

「この先から2階へ行ける。だが、ケルベロスの炎が防げないのなら、まだ進まない方がいい」

助言ありがとう。でもケルベロスの炎を防げるアイテムは手に入れ損ねたんだ。
ジョーハンっていう臆病な一つ目巨人への対応を間違えちゃったから。

僕はセギア、セラと別れ、扉を開けた。そして2階へ。


●アタック03-28 とびこめ! ダストシュート

2階の大広間だ。
ここで鉄の鍵を持っているか尋ねられるが、ない。
南へ進めば玉座。
西には通路。この通路は、僕が知っている部屋に繋がっていると直感する。なんだろうこの感じ。ここにいたのはあまりに幼い頃だったはずなのに。

用心深い僕は、いきなり玉座に行けると聞いてためらう。
まだ、やり残したことがいっぱいあると思う。そこを攻略した後に出直した方がいいんじゃないか?

僕は何が気になっているのか。
それは、鉄のバトンだ。

1階で、特に序盤に、あちこちで「鉄のバトンはあるか?」と尋ねられた。
それだけ重要アイテムという扱いなのだろう。
せめてそれくらいは手に入れておきたい。

気になっているのは、台所から奥へ行く道が、生きた蔓植物の繁茂で行き止まりになっていることだ。
あの奥に進むためには、きっと水門を閉じて、植物に水が行きわたらないようにする必要がある。

鉄のバトンは水門を止めるための道具だと思うんだよ。
そして兵舎にあった装置が水門を開閉するもの。あそこで使うに違いない。

でもどこにあるんだろう。
1階であと行っていない唯一の場所は、台所から降りられるダストシュートだ。

……行ってみるか。

僕は1階に降り、台所まで行くと、ダストシュートに飛び込んだ。


●アタック03-29 地下水道の牛頭

ダストシュートは直角になったりせず、滑り台のように降りて行く。
最終的には地下水道に落っこちた。

双方向に進める城内だけど、さすがにここから戻ることはできない。
下水道の中を探索するしかない。
さいわい、下水道内は魔法の灯りとおぼしきもので、ほんのりと明るく周囲は見える。
買っておいたたいまつは必要なさそうだ。

下水道は大迷宮だった。
選択肢が「まず左に進み、次に右に進む」「まず左に進み、次にまっすぐ進む」「まず左に進み、次も左、突き当りを右に進む」という具合になっている。進んだ先でも同様の三択が続き、マッピングが極度に困難になっているのだ。

けど、僕はこの下水道の攻略法に心当たりがある。
道順を見るのではなく、パラグラフ番号に着目するのだ。
三択の中で知らないパラグラフ番号に進む。こうやってひとつひとつ、行ったことのないパラグラフをつぶしていけば、いつかゴールにたどり着く。

やがてある地点で「アステリオスの輪か、鉄のバトンを持っているか」と尋ねられた。
どちらも持っていないぞ。
するとそこに、牛頭の怪物があらわれた。
そりゃ迷宮にはミノタウロスはつきものだけど、こんな地下水道に配置するもんじゃないでしょw

牛頭の怪物の技術点は9、体力点は16。とても普通に戦える相手じゃない。

ここは悪魔召喚だ。
ずらりと並んだ悪魔を見渡し、僕はアモンを呼び出すことに決めた。
尊大な悪魔だから避けてきたけど、ソウルキャンディの予備もあるから。
それにもっとも頼りになる悪魔の1柱として紹介されているのに1度も召喚しないなんて、もったいないもんね。

って思ってたんだけど、召喚に体力4点失った。残り体力3点。違う意味でやばくなってしまった。

アモンは楽しげに牛頭の怪物をぶっ殺した。
そこには牛の鼻輪だけが残された。これがアステリオスの輪、なのか?

「このまま還るのは惜しいな。2人で大暴れしないか?」

アモンはそう持ちかけてくる。ソウルキャンディがないと憑依されてしまうやつだ。
ちなみに憑依された場合、悪魔の力を身につけて技術点が1点上がると書かれている。表現的にもまさにデビルマンだ。そのかわりデメリットもあり、睡眠によって体力が回復できなくなってしまう。

睡眠か。この城に入ってから、夜になったり睡眠が必要になったりするシチュエーションないし、寝る前までこのまま憑依していてもらおう。いつでもソウルキャンディで送還できるんだし。

次回、地下水道からの脱出を目指す!

【ノルス 技術点9→10 体力点7→3 運点8】

■登場人物
ノルス 9歳の少年。アゼルに対抗するため、ソロモン城の玉座を目指す。
アゼル 自らを“影の王”と名乗り、王位の正統な後継者である僕の命を狙う。
スレイマン 世界に破壊をもたらすと言われる悪魔。風の精霊であり、あらゆる魔法を使いこなす。アゼルに従属している。
《友人》 僕の心に住む謎の存在。作中1回の助力が確約されている。
バグラー 巨漢の戦士だが僕より技術点は低い。僕の同行者。
セギア 翼人の番人。魔女に妹が囚われ、従っている。
セラ 囚われの身となった翼人の娘。セギアの妹。
アモン デーモンの勇者。不動明と合体してデビルマンになる。

ゲームブックリプレイ【魔の王の少年】目次
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