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2021年03月09日12:16

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彼女も、かつて(いまも?)エヴァに搭乗したのだ。

宇多田ヒカル、庵野秀明監督『シンエヴァ』テーマ曲MV公開 「泣ける」と称賛続々
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6439114
エヴァがなぜここまで人気を保ちつづけてきたのか?中二病の総決算だからか?私はこのmixiのレビューで、現代日本の家族の風景だから、という批評を書いた。家族を捨てた父、消えた母、捨てられた少年、かれが乗り込むのはエヴァという理想化された母である。そのコックピットはまさに子宮、そして使徒とは反逆する母性、凶暴化された母性ではないか?というのが批評の要旨だ。

ヒッキーがこのアニメに共感するのは、そして中年の私が、中学生だったときの息子がハマったのに続いて父親である私がハマったのも、意識的に、あるいは無意識に、自分の父と母の存在と自分を考えつづけるタイプの人間だったからだろう。

ヒッキー、彼女はかつてエヴァに乗って、多くの世界の不条理と戦った。そしていま母となって、まだ搭乗しつづけているのかもしれない。私はまだ新作を見ていないが、見たらレビューに批評を書く予定。
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