悪意に満ちたドラマ無知の記事。

有村架純、主演ドラマでヒット作なし…『コントが始まる』の脇役転向で起死回生?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=53&from=diary&id=6411631
日刊サイゾーだからといって、これは酷い。ドラマ無知ぶりは、日刊ゲンダイや週刊新潮といい勝負だ。特にどこが酷いか？『中学聖日記』を賛否両論などと見てもいないくせに（このライターは見ていないと思う。見たらこんな安易な文章は書けない）、彼女の黒歴史だと断罪した日刊ゲンダイと同じスタンスだ。

『あまちゃん』も『ひよっこ』も良かったし、その彼女があえて勇敢に難しいテーマと格闘したのが『中学聖日記』だった。このドラマは、有村架純という女優の、そのとき持っているすべての表情を見るためのドラマだったと思う。タブーが無くなり、恋愛砂漠となった日本社会の、ギリギリの胸元を狙ったシュートだった。

しかしドラマ無知の、特にオヤジ系メディアは総反発した。しかしこのドラマはエロではなく純愛であったことに、どれだけのドラマ評が気づいただろうか？特にいまネット配信の韓流ドラマを見れば、その純愛の意味がわかるだろう。

日本の知性の低下はネット時代になって酷いのだが、メディアの、特にエンタメ関連が最悪だ。この記事も立派にそのなかに入る。