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2020年02月19日22:58

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4Kや8Kの美しさとはなんだ?

NHK大河『麒麟がくる』新出演者にユースケ、間宮祥太朗ら6人
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5978753
解像度、ということになるのだろうが、家電量販店の店頭で観ても、おおっ!と思うのは自然のドキュメンタリーか、スポーツ中継だけ。新しい映像の魅力があるのだが、これが映画やドラマになると、とたんに疑問符だらけ、になる。

つまり監督が色彩の高彩度を活かせないのだ。色彩の鮮やかさだけが、暴走して、興を削ぐばかり。

化学的発色の、光秀のライムグリーンの着物を見ると、これはもう時代劇ではない!と思うしかない。鮮やかな染色もあったのだろうが、いまの化学繊維とちがって、色止めの加工などやれなかったはずだ。となると、染めた直後は確かに鮮やかでも、すぐさま色褪せていくはずではないか?なのに、だれもが染色したばかり、クリーニングから返ったばかり、アイロンの跡がはっきりわかるような衣裳を着ていたのだろうか?

いくさの様子も、手持ちカメラで撮ったりもしているのだが、カメラアングルも凡庸、スピード感もないし、カットとカットのつなぎも、わくわく感が足りな過ぎる。

映画の時代劇なら黒澤明&三船敏郎の作品、テレビの時代劇なら市川崑の『木枯らし紋次郎』にどれだけ肉迫し、追い越しているか?が鑑賞のポイントであるはずだが、この『麒麟がくる』は、ただただケミカルカラーばかり!

ストーリー展開も、いつもながらの退屈な大河にもどってしまった。『いだてん』を失敗作だと考える短絡思考こそ、大河ドラマの進展を妨げている。
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