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2020年01月07日10:11

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40年かかって探し求めた着地点とは?

スター・ウォーズ完結編、公開16日で興収50億円突破
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=5926707
賛否両論?確かに若い映画ファンにとっては、文句のひとつやふたつもあっていいのだが、その多くが的外れ、見当違いのものばかり、いつも私が批判しまくっているリアルサウンドなんてメディアでは、そういう若手の自称映画通?(映画評論家とはいえないレベル)が、さんざん批判したあげく、『ゲームオブスローンズ』の制作チームに任せたらもっとちがうものになっていた!という暴論まで吐く始末。8年だかかかって終わったアメリカのドラマ『ゲームオブスローンズ』は三流ファンタジーであって、『スター・ウォーズ』とは比較にならない。

特に思春期からこのサーガと伴走してきた私のようなオールドファンにとっては、胸に迫るものがあった。第一作(後のエピソード4)を私は恋人もいない思春期後期の若者であって、たった1人で、新宿の映画館で観た。それから私は故郷に帰り、仕事を始め、結婚し、息子が生まれると、今度は妻と息子といっしょにこのサーガとともにあった。息子は東京の大学を卒業して、首都圏で公務員になり、もはや初老に近い中年後期の夫婦と平成生まれの息子の三人家族は、この最終作をある感慨をもって観た。

最後のセリフは途中でわかってしまったけれど、それでもこの40年の時間を凝縮させたものがあった。このシリーズについては、何度もレビューに書いてきたから、ここではくりかえさないが、総括を書きたいのに、この『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が、劇場映画のレビューに出てこない!mixiにクレームを送ったのだが、いまだに出て来ない?

『スター・ウォーズ』とは、黒澤明のチャンバラを、スペースオペラへと転換したジョージ・ルーカスの映画愛の賜物だが、それが続編へなるにつれて、アメリカの現代史のパロディとカリカチュアへと変貌したというのが私の見立てである。ダース・ベイダーとは、ルーカスにとって、希望と絶望のアイコンだったジョン・F・ケネディであり、スカイウォーカー家とは、ケネディ一族の隠喩ではないか?とまで私は思う。

元旦にわが家は、この映画と『男がつらいよ おかえり寅さん』をたてつづけに観た。どちらも感涙ものであった。息子は、この『おかえり寅さん』の予習として、アマゾン・プライムで、過去の作品をすべて観て(私だって、満男が大人になってから、つまり渥美清の晩年の作品は観ていない!)、新作を観て感動していた。

今年もこんなふうに映画オタク一家の1年は始まったのだ。今年は、エヴァの新作もあるし、シン・ウルトラマンも今年か、来年か?オリンピックよりもわくわくする!(笑)
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