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2019年12月15日08:28

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このドラマをつまらないと思うあなたは読書をすべきだ。

【いだてん】宮藤官九郎、最終回に寄せてコメント「今だからできた」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5902402
大河ドラマ視聴歴半世紀の私がいう、『いだてん』は大河ドラマ史に残る異色作であり、大傑作であったと思う。視聴率が伸びなかったのは、なにより日本の教養の低下が大きな理由だろう。

という私はこのところアマゾンプライムにハマっていて、アマゾンオリジナルドラマのフィリップ・K・ディック原作の『高い城の男』の4シーズン、40話を2週間で見たし、あの『ウエストワールド』もシーズン1と2を制覇した。どちらも大河ドラマに負けない大長編であり、『いだてん』よりも凄いのは、ドラマの視点が5人以上に及ぶこと。『高い城の男』なら、主人公のジュリアナ、彼氏、旅先で出会うナチスのスパイの男、アメリカ人でありながらナチスの高官になった男、日本の通商大臣、さらに憲兵隊長、骨董屋の主人、これで7人、それぞれのストーリーが過去、現在、別の世界を行ったり来たり、とめまぐるしく展開して交錯する。『いだてん』の語り口が難しかったなんてイイワケしていると、海外ドラマだって楽しめないぜ。

そもそも大河ドラマの原典というか、古典であるトルストイの『戦争と平和』なんて登場人物が百人以上にもなる。そういう文化力の基本ができてない視聴者が、つまらない、難しいと感じるのだと思う。

大河ドラマらしくないとか、そういう批判は愚の骨頂であって、これほどの面白さを楽しめないのは、何度もいうが勉強不足である。大人になったって、ドラマや映画を楽しむのだって勉強なんだ。
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