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2019年10月22日17:45

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神話のない国が、宇宙を舞台に描いた神話(仮)。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』“最後の予告編”の気になる言葉
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5835321
スター・ウォーズの第一作(後のエピソード4)が公開されたのは1977年、1960年代後半から始まったアメリカン・ニューシネマの最後の時代であり、そもそもはアメリカという国にとっての『時代劇』である『西部劇』が作ることが不可能になったとき(西部劇の定石の根底には、先住民は悪と野蛮の権化であり、白人は善と文明という差別観があったから)の、その代替品として、宇宙を舞台にしたアクションムービーに過ぎなかったのだ。

ところが続編へ進むにつれて、テーマはよりダークに、シリアスなものへと変貌していく。そしてただのスペースオペラに留まらず、アメリカ現代史のパロディ、またはカリカチュアへと成熟していく。

私は、レビューで、ダースベイダーとは、ジョン・F・ケネディ大統領の隠喩ではないか?と分析したのだが、この最終版のタイトル、ライズ・オブ・スカイウォーカーとは、アメリカにおける最高のセレブ、ケネディ家の歴史のメタファーではないのか?と私は予測している。

私の思春期に始まったこのサーガは、いまや中年どんづまりの私にとっても、大きな意味がある。それは世界で、私のように、思春期や子供時代に見始めた世代にとっては、ただのSF映画にとどまらない重みをもっている。

そういう私たちは、みな公開日を楽しみに待っているはずだ。
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