なんでもかんでも『代表作になるだろう』では代表作ばかりだろう？（笑）

■『なつぞら』広瀬すず演じるなつは“青春”そのもの　山田裕貴×富田望生との演劇部パートにも期待
(リアルサウンド - 04月21日 06:01)
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広瀬すずの青春はとっくに色褪せてしまったんだな、と『なつぞら』を見るたびに思う。『海街ダイアリー』のときの、『学校のカイダン』のときの、瑞々しい、鮮烈な少女はもういない。この数年で猛スピードで思春期を駆け抜け、少女はあっというまに大人になってしまった。

いま姉のアリスがスリリングな女優として成長したのとは正反対に、平凡な若手女優になってしまった。

だから『なつぞら』には、でぶじゃ、じゃなくデジャブしかない。どこかで見たような光景、シーン、カット、ばかり。ハンバーグと牛丼にカレーみたいな、みんなが好きな朝ドラの名場面ばかりを集めた、だからかつての朝ドラヒロインが出演するのだろう。

それは失敗しない朝ドラをめざしたのだろうが、はたして面白いドラマになるかどうかは別問題。初回から見ているが、わざとらしさばかり、感動させようとする魂胆が露骨だ。私にはまたしても凡作になりそうな予感しかない。