資生堂のＭＧ５のＣＭはもはや神話。

あまりにもハンサム！　草刈正雄、約50年前の“レアショット”が10代とは思えない色男
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5580848
あの資生堂のＣＭ、妻は幼い頃見て、こんな美しい男がいるのか？と驚き、それ以来、そのときの草刈正雄を超えるイケメンは、世界でも日本でも登場していない、と断言している。

しかし、２０代を超えて結婚したあたりから、一時の勢いはなくなり、映画『汚れた英雄』を評価するコメントも多いのだが、私はそうは思わない。まだまだルックス優先の仕事だった。かれは長い低迷期を送ったと思っている。しかしその低迷期においてもオファーされた役をきちんとこなしていった誠実さと、舞台をやりつづけた生真面目さが、中年後期のここに来ていっきにその魅力が開花した。転機になったのはやはりＥテレの『美の壷』（２００９〜）ではなかったか。

ほとんど一人芝居、しかもオトボケ、そこが大いに楽しかった。イケメンとのギャップあるその個性が『真田丸』で一般にアピールした。『なつぞら』を見ても、いつのまにか演技派になってしまって、周囲を圧倒している。世紀の美少年時代を知っている者としては、妻も私も、ある種の感動を覚えているのだ。