■『君は月夜に光り輝く』で北村匠海が“死”と向き合う 映画でこそ新たな価値を得た恋物語に
(リアルサウンド - 03月26日 08:11)
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原作がマンガや小説やノンフィクションであったとしても、なにか安易すぎないか?現実に難病や余命わずかの日々を懸命に生きている人がいて、そういう人にとってはどうなんだろう?感動ポルノという言葉を思い出す、っていうかこの言葉はそもそも矛盾している。ポルノと芸術ではなにがちがうか?感動があるかないか?である。ポルノにあるのは荒涼とした砂漠のような景色だけ。しかし、たとえば大島渚のポルノと呼ばれた『愛のコリーダ』には、反戦映画とまでいえる戦争に対峙する究極の個の輝きがあった。
おっと話がそれたが、安易な感動、安易な涙を狙うことは、生と死を軽んじていることにつながらないか?たとえば黒澤明の『生きる』にはそういう安っぽいセンチメンタリズムを拒否した誠実な強さがあった。つよぽん主演の『僕の生きる道』にもそういう誠実さを感じたものだ。
しかし毎年必ず制作される難病、余命をテーマにした作品になにがあるのか?メディアはそこまで書かないといけないだろう。
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