まず、報道が不十分な内容。
孫は、『出資先企業の先端技術を紹介する中で、「メクラの方にも対応」』と説明した。バリアフリーに関連する内容で、差別を意図した発言ではない。
まあ、視覚障害者という表現だったら無難だったのだろうが、『目くじら』をたてるほとのことでもない。
行き過ぎた言葉狩りの、なせる技である。
部落解放同盟などの言いがかりに端を発し、主として放送業界から拡大した奇妙な自主規制が、現在の異様な「言葉狩り」の状況を生み出した。
当事者が異様であると評する、床屋、八百屋まで、その規制の輪がかかるアホくささ、馬鹿らしさ。
さて、視覚障害者関連の言葉を並べ立ててみようかね(笑。
「視覚障害者、目の不自由な人」との言い換え強要は、文化を殺すものだ。
盲(めくら)、盲人、めしい、座頭、瞽女(ごぜ)
めっかち
検校(けんぎょう:中世・近世日本の盲官(盲人の役職)の最高位の名称)
盲蛇に怖じず、群盲象を撫でる(群盲象を評す)
目明き千人盲千人
盲縞(めくらじま)、チョウセンメクラチビゴミムシ
(窓の)ブラインド、ベネシアンブラインド、(タイピングの)ブラインドタッチ
盲人書簡(ディドロの著作)は岩波文庫で健在だし(笑。
で、寺山修司の盲人書簡はどうかね。
泉鏡花「三人の盲の話」はどうだ??
フランス民話に民話「三人めくら」というのもある。
「座頭市」に「丹下左膳」
まさか、 塙保己一の『群書類従』に火の粉はとんでいないよな。
大公開:中島らも "いいんだぜ" 無修正版
じっくり鑑賞しましょう。
---リンク元記事:(朝日新聞デジタル - 07月20日 18:23)
■ソフトバンク孫社長、講演で不適切発言 撤回し陳謝
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4677663
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は20日、東京都内での講演で、視覚障害者のことを「めくらの人」と発言した。孫氏は終了後、「差別する意図は全くなかったものの、不適切な発言がありました。一部の方々に不快な思いをさせてしまいましたことを深くおわび申し上げます」とのコメントを出し、発言を撤回した。約3千人の聴衆がいたほか、インターネットでも中継されていた。
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