■キラキラネームの改名が難しくなるって本当? 戸籍への「読み仮名」明記、国が検討
(弁護士ドットコム - 11月20日 10:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=6313324
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実名を出すと「名誉棄損」になりかねないので詳細を披歴できないのが残念なところだが。
【まず前提となる変更ルールについて】
「苗字」の変更は結婚して相手の苗字に帰るパターンが主流だろうが、任意の苗字に変更というわけにはいかないものだ。
一方で「名前」については15歳以上ならば申立書に貼付する収入印紙800円分と連絡用の郵便切手が数枚のみ。 改名を希望する申立人が未成年者であっても、15歳以上であれば親の代理や同意なしに申立てを行うことができる。
これを頭に入れてお読みください。
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15年ほど前になるが苗字は普通だが、名前は「一般的ではない高貴な名前」の知り合いがいた。彼はいわゆる「厨二病なまま大人になった感じ」であり、にわかには信じがたい彼の脳内設定(?)を垂れ流していた。
いわく
「今の親は育ての親であり、本当の親は別にいる」
「横浜のホテル地下で複数の不良に囲まれたが素手で全員無力化した」
「電化製品の店でならんでたら後ろの女性とポイント融通して親しくなりプリンターをプレゼントされた」
「家に同い年のメイド(?)が12人いる。中には耳かき専用のメイドさんがいる」
「電車に乗ってた女性と家まで一緒に行きワインを飲んだ」
「正月にビラ配りしてて知り合ったご老人の家に招かれおセチ料理をごちそうになり、その家にいた美人3姉妹と仲良くなった」
*上記5つの「」の文章がショボくてクソつまらないのは私のせいではありません。
…冷静に「イタい人」である。私も半笑いしながら真に受けないようにして付き合っていたのだが。彼の話に登場した人物に引き合わされたことは一度もなかった。まあ、いざ紹介されても困るのだが(微笑)。
市議会議員選挙に立候補してぶっちぎりの最下位で落選するところまでは見届けたのが私の知る彼の最後の行動である。市の広報に出ていたのは苗字は「普通」のまま、名前だけは「一般的ではない高貴な名前」であった。仮面ライダーの変身途中みたいだw
冒頭に述べた「育ての親は仮の親で本当の親ではなく、今の苗字も本当の苗字ではないので変更するようにしています」とのたまっていたが、上記の苗字と名前の変更ルールを知った今となっては合点がいく。
つまり彼の一存で簡単に変更できる「名前」だけは彼の厨二心満載な名前に簡単に変更できたから変更したのであろう。一方で苗字は簡単には変更できないので「そのまま実名だった」ということだ。
おそらく彼にとっては「俺はこんな普通の人間ではない。『選ばれし者』のはずだ。名前だってこんな普通でよいわけがない!」という「受け入れがたい現実への抵抗」だったのだろう。
行きがかり上、彼の議員立候補を応援することになった。彼の小学校以降の地元での立候補なのに「社会人になって知り合ったばかりの私」に後援会会長を頼んでくるのも妙に思い理由を聞いた。彼曰く「地元の友人に甘えたくない」だったが、だったら私には甘えてもよいのか? さしずめ地元で奇矯な行動を知られていてまともに頼める人間がいなかったのだろう(と今なら断言できる)。
私は迂闊にも私の友人2名とともに応援体制を作ってしまったのだが、彼の地元の知り合いは一人も来なかった(協力してくれる知り合いが1名もいなかったのだろう)。
その後、彼の犯罪行為を知り糾弾した結果、私は友人1名とともに選挙応援活動を離脱することとなり(もう1名の友人は律儀な性格だったのでそのまま彼を手伝っていた)、その際「名誉棄損で訴える」と言われたりしたものだ(遠い目)。
世の中に悪人や変人が存在するということは知識としては理解している。だが、実際にとびっきりの「悪人や変人」と遭遇しても、「そいつがソレだ」と判断するまでには結構時間がかかるということを経験した。
今であれば即座に反応できるのだが、私も青かったなと(笑)。違和感には気づいていたが確認、ツッコミが甘すぎる。15年前の私には猛省を促したい。
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