簡単だな生まれる前のとこ。大空?海底?死んだら無の世界。生まれる前も無の世界。遺伝情報が臓器分化指令をだし脳ができて何かを考えだし、臓器が調律をもって動き出す。成長するに従い考えることも臓器の働きも強化され子孫を残すことに方向ずけられる。やがて全身各部は衰え心臓、肺、脳機能停止で死が訪れる。しかし僕たちは毎日臓器の機能は別にして死んでいる。そう睡眠という死だ。年取ってくると今日で終わりかもしれないという考えに時々とらわれる。眠ることが恐ろしくなる時がある。しかしいつの間にか眠っている。体が休息を求めるからだ。死の恐怖にとらわれて一日中眠れなかったなんてことはない。しかし手遅れのがんにかかってしまったらどうだろう。
死が超越できるまでおそらく何日も眠れない日を過ごすのではなかろうか。そして死は永遠の眠りというところへたどりつく。しかし燃やして骨がらにする現代の葬儀はこれでいいのだろうかという気がする。そうではなく在りし日の姿をとどめたままの永久保存という技術が開発されてもいいと思う。
亡くなった人の魂はいつまでもあなたのそばにいるというのであればそれが一番現実的だ。
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