【日常】【天文】中止

★世間から遅れて、今日から三連休。

★先週の日記に書いた通り、22日は大町市で「長野県は宇宙県」の会合。発表も無事にこなし、会合後の交流会では国立天文台のA先生や宇宙研のM先生、長野高専のO先生など大御所の皆さんとまた親交を深める。内容も充実した有意義な会だった。二次会まで参加して10年ぶりくらいにカラオケではっちゃけた(笑)。

★先週の日記に書いたように、今回の発表は野辺山宇宙電波観測所のKさんに依頼されて急遽やったもの。かわりにKさんにウチでの講演をお願いしていたのだが、どうもコロナウィルスの方がいよいよヤバいことになってきている。会場で会ったKさんには「ひょっとして中止になるかも」とお話しておいた。

★そしてあんまり自慢できることではないが、三連休初日の今日は、またまた仕事の積み残しの整理。私用の歯医者に行った後、市内の印刷業者さんの所へ行き、天文カレンダーの最終校正打ち合わせ。その後Kさんの講演会の書類出しと打ち合わせに統括事務所へ。

★しかし、今日昼には長野県でもついに感染者が出たとの発表があった。届けたのは講演会実施のための書類だったのだが、現場としてはマスクもアルコールも不足している現状では中止したほうがいいと思う、と意見を具申しておく。結局夕方には市として中止の判断が出た。残念だし悩ましいが、ウチが感染拡大のハブになってしまうリスクは避けなければならない。帰ってからKさんにも中止のメールを送る。

★まあいろいろあったが、これで明日明後日はちゃんと休めるだろう。

★しかしそんな中でも撮影はやった。23日の深夜に撮ったのがこれ。

りょうけん座の銀河、NGC5005。天文通でもあまり知っている人はいない銀河だが、カルドウェル・カタログの29番になっていて、コレクションの一環としてカメラを向けた。小型だが明るい銀河で、知名度がない割にはよく見え、撮影もしやすかった。中心には活発に変動するX線源があり、活動的なブラックホールがあるらしく、研究者にはかなり興味深い天体だそう。被写体としては際立った個性もない、割と平均的な渦巻銀河だが、それでもまあちゃんと美しい。これで私のカルドウェル・コレクションは1〜34までが切れ目なくつながった。