★いやー、勝った勝った!工藤監督の謎采配で接戦になり、最後はかなりドキドキしたが、無事スイープ完了。2000年のリベンジをこの上ない形で果たし、ダイエー弱小時代からのホークスファンとしては、長い長いRPGの最終戦をクリアして、感慨深くエンドロールを眺めている、今年はそんな気分だ。
★ついに三年連続日本一。これで将来も「あの頃はホークスの黄金期」と語られることになるだろう。リーグ優勝は二回逃しているが、そこはプレーオフ・CS制度のリベンジ完遂物語として、かえって黄金期エピソードの一つになる。正直、今年はライオンズが出てもいい、と思っていた。しかし日本シリーズ出場が決まってからは、それが大きな期待だった。
★しかも4勝0敗。口さがないなんJ界隈ではジャイアンツの4連敗をラグビーに引っ掛けて「●●●●←オールブラックス」などと揶揄している。私の「反巨人論」は過去にも日記で書いているのでここでは繰り返さないが、これがまた気持ちいい。
★今年の日本シリーズはホークスの強さというより、ジャイアンツの弱さ、特に内野守備と走塁意識のレベル差が目立っていた。「内野守備は優勝の必要条件」というワイの持論が形になって出て、そういう意味でも納得のシリーズ。ジャイアンツの第一の敗因はDH制でも選手層の厚みでもなく、まずそこにあると思っている。
★そして聞くところによると、これで日本シリーズの通算勝敗はセ・パ両リーグ互角になったんだそうな。そしてこの9年で、ホークスはセ・リーグ全球団を日本シリーズで降すという記録を作った。これもまた以前日記で論をぶったが、長年のパ・リーグファンとして実に感慨深いものがある。日陰者扱いから這い上がってきたリーグが、ついにここまでたどり着いたのだ。積年の怨念もこれでだいぶ晴れた。今は昭和の歪んだセ・リーグ主義、巨人主義者どもの阿鼻叫喚が実に心地よいわ。ぶわーっはっはっは!(悪の首領的な高笑い)。
★まあとにかく、今年はいろんな意味でメモリアルなホークス日本一だったと思う。長い長い物語が、ここで一つの区切りを迎えた感がある。
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