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2019年02月19日15:36

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【日常】【天文】先週の行状と今週の予定

★世間から遅れて、昨日今日が休み。先週もよう働いた…三日間だけだったけど(笑)。

★金曜日はまた「天体写真教室」。今回は上弦過ぎの月を撮影。薄雲越しだったがそこそこいいのが撮れて皆さん大満足。よかったよかった。土日もご家族連れが数組とそこそこのお客さん。いつもそうなんだが、大抵のご家族はまず子供さんに望遠鏡を覗かせるのだが、一部星好きのお子さんを除いて、だいたい反応はそれほどでもない。「見えた!」がせいぜいで、「うん…見えた…」くらい。「うわー、スゴイ!」「わー、綺麗!」などとすごく喜んで接眼レンズにかぶりついたままになるのは、もっぱらその後に見る親御さんの方だ。

★「天体観測はねえ、本当は子供より大人の方が面白いんですよ。世間の汚いものを見てきたほうが、より美しく見えるんです」…というのは、そんな時お客さんの笑いを取るための私の持ちネタだが、まあある程度真実なのかもしれない(笑)。

★昨日の休みはゆっくり寝て、ルーチンの買い出しのあとまた画像処理にハマる。先週は月が大きかったので新しい写真はないのだが、昔の画像をサルベージして再画像処理。ホームページのギャラリー更新のためでもあるが、それより買ったばかりのメカをいじる楽しさの方が大きい。

★先週日記に書いたモニターによる見え方のバラつき問題だが、ちょっと分かってきたことがある。私のこれまでの普段使いのパソコンの画面はかなり「軟調」なのだ。そのためこれで硬調に画像処理すると他のモニターではやり過ぎになってしまい、階調味の乏しい写真になってしまう。新パソコンでやるとそういう破綻は避けられる模様。とりあえず画像処理ソフト(ステライメージ8)のモニター調整機能を使って、新パソコンとスマホでほぼ同じ見え方になるようざっくり調整。当面はこれでやっていこうと思う。

★本格的なキャリブレーションのやり方もネットでちょっと調べたが、案外と精妙な作業になりそうなのでもちょっとお勉強してからにする積り。

★だが一方で、この問題にはある程度の妥協も必要だな、とも思う。モニターの特性なんて世界中の一台一台で千差万別だし、突き詰めるとそれを見る人一人一人の色の感じ方…「クオリア」の問題にまで行きついてしまう。他のモニターで少々気に入らない映りであっても、破綻さえしていなければそれでよし、という諦めも大事だろう。

★とはいえ、もうちょっと調整はしてみたい。いずれここで比較検討用画像を掲載して皆さんのパソコン・スマホでの「見え方比べ」をさせていただければ、と思っております。その時は遠慮のないコメントお願いいたします。

★今週末は「東京大学木曽観測所」に行く予定。「長野県は宇宙県」のミーティングのため。口径105cmのシュミットカメラ(写真観測専用望遠鏡)を擁し、1974年からずっと日本の天文学をリードしてきた、私ら天文ヲタにとっては「聖地」の一つ。会合やそこで会える皆さんもだが、楽しみなのはここの研究者用宿泊棟で一泊できること。いやほんと、楽しみだわい。
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