mixiユーザー(id:6945286)

2020年04月09日19:33

103 view

姥捨て山

世界中で現代版「姥捨て山」が行われている。新型コロナウイルスが蔓延する中で「選別」という言葉がひとり歩きしている。イタリアのコロナウイルス爆心地のロンバルディア州のベルガモの病院の医師は、「わが国では、70歳以上で新型肺炎が重症化した場合、2人にひとりが亡くなっている状況です。彼らに人工呼吸器を着けさせなかったらどうなるか。どうすることもできない。人工呼吸器の数が足りない以上、若く、助かる見込みの高い患者を優先して治療しなければなりません」といっている。

ミラノ在住のヴィズマーラも、「地元の新聞では、一部の病院で、『70歳以上の患者さんに対しては、大量のモルヒネを投与して安らかに逝っていただく』措置を取っているという内容が報じられています」と話している。

ニューヨークでも同じことが起きていると、朝日新聞が報じている。「これまで高齢の患者が肺炎で呼吸困難に陥ったら、『挿管してほしくない』と意思表示があるケース以外はしていました。何歳であろうが、患者の意思を尊重し、生きるチャンスに懸けてみる。当たり前のことです。ただ、いまはそんなことはとてもできません。患者や家族がいくら挿管してほしいと言っても、『生き残る可能性が高いひと』を選ばざるをえない。患者に決定権を与えられない。平常時なら助けられるかもしれない患者を助けられないんです。これは、医師としてやりきれない。でも、そんな『命の選別』のようなことを、せざるをえない状態です」

日本でも同様のことが起きる可能性は1億%ある。世界中で現代版「姥捨て山」が行われているのである。これからは、病院の入り口に「犬と高齢者は入るべからず」という張り紙が貼られ、疾患のない高齢者でも、検査を受けられないという事態が出来するかもしれない。だが、高齢者から、「命は平等」「治療される権利を我らに」という叫びは聞こえてこない。

作家の楡周平が、この問題について書いている。新型インフルの発生に備え、国は「プレパンデミックワクチン」を備蓄しているが、その量は1000万人分しかない。そこで「新型インフル対策措置法」で、「住民接種」を行う順位を「妊婦を含む医学的ハイリスク者」「小児」「成人・若年者」、その次に「高齢者」として、この国の将来を守ることに重点を置き、高齢者を最後にすると提示しているという。今回のコロナウイルスの場合も同じことだが、高齢者はそのことをどれだけの人が知り、受け入れる覚悟ができているのかと問いかけている。

正直にいおう。私にその覚悟はない。それをいうなら、感染爆発を前にして、今頃、各家庭にマスクを配ろうなどといい出した、安倍を含めたアホな閣僚、役人たちが率先して覚悟を見せるべきである。WHOもマスクで感染は防げないといっているのに、何百億円も浪費して無駄なものを送りつける輩たちに、国民の命を守るという気概などあるはずはない。

あまりの愚策に、安倍ベッタリの作家、百田尚樹もたまりかねて、「一つの家庭に2枚の布マスク?なんやねん、それ。大臣が勢揃いして決めたのがそれかい!アホの集まりか。」とツイッターで叫んだ。百田は先日も、安倍の新型コロナウイルスの対応について、「安倍総理はこれまでいいこともたくさんやってきた。しかし、新型肺炎の対応で、それらの功績はすべて吹き飛んだ」とツイッターに書き込んだそうだ。ようやく安倍ポチにも、事の良し悪しが判断できるようになったらしい。

8 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記