週刊文春によれば、安倍首相は「このままでは悲願の憲法改正などできはしない、もう疲れた。」と洩らしているという。パラリンピック閉幕翌日の9・7退陣が濃厚だとしている。そうなれば、佐藤栄作の持つ「連続在位日数」を超えるし、岸田文雄に禅譲すれば、キングメーカーとして君臨できるという目論見だというのである。
1964年の東京五輪のときは、閉会式の翌日、池田勇人首相が佐藤を後継に指名して退陣している。それに倣おうというのかもしれないが、安倍首相を脅えさせる因縁も今年はある。
今年の干支は「庚子(かのえね)」というそうだ。60年に1度回って来る。60年前といえば1960年(昭和35年)。日米安全保障条約に反対する「安保闘争」が全国に広がり、安倍首相が尊敬する母方の祖父・岸信介内閣を総辞職に追い込んだ年である。
この年は、キューバ危機に直面するJ・F・ケネディが大統領に当選している。
歴史は繰り返す?
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