琴奨菊、千秋楽は白星

大相撲初場所は千秋楽。

我らが琴奨菊は前頭十三枚目という番付で昨日までに6勝8敗と既に負け越しが
決まっています。
とは言え一日一番、一つでも多く白星を重ねたいところ。

今日の相手は栃煌山。
過去の対戦は20勝20敗と五分ですが、栃煌山は番付を下げているものの
既に9勝5敗と今場所は調子がいい。
引きやはたきに弱い琴奨菊は油断できません。

立ち合い。琴奨菊は右は抱えるも左が差せない。
それでも攻めるが栃煌山が引く。
しかし琴奨菊はそれに付いて行き、たまらず栃煌山の右足が土俵を割る。
琴奨菊が寄り切りの勝ちです。

これで琴奨菊は7勝8敗。
負け越しは負け越しですが、今後のことを考えるとその勝ち負けの差が重要です。
これがもし6勝9敗なら勝ち-負けが「-3」ですが、7勝8敗なら「-1」。
いわゆる“1点の負け越し”という奴ですが、同じ負け越しにしても
これなら来場所の番付もあまり下がらないで済みます。
負け越しでは幕内に残れるか厳しい番付でしたが、何とかなるかも知れません。
実際は他の力士の成績も左右するので一概には言えませんが。

さて、今場所を振り返ってみて。
琴奨菊と言えば、少し前まで「初顔合わせの相手にはほとんど勝てる」という
イメージでした(あくまでも個人の感覚的なものです)。
あと場所の中盤とかで優勝争いをしている力士に勝ち、「そう簡単に優勝させないぞ」
とばかりに“若手の壁”になっていたと思います。

しかしここ最近は初顔に取りこぼすということが増えたような気がします。
今場所も話題の徳勝龍に加え、東龍、霧馬山もにボロボロと敗れる。
まぁケガとの付き合いもあるし、体力的にも厳しいところはあるでしょう。

とは言え、幕内出場回数とか、通算勝ち星数とか、色々と記録を伸ばしている
ようなので、これからも幕内の土俵に元気な姿を見せてほしいです。

頑張れ！琴奨菊!!