渋沢栄一の子供が、父親のことを書いた伝記本を読みました。
さすがに栄一の活躍ぶりの資料も良く残っていたようです。渋沢家に残った資料を調べて伝記本を書いています。
この本は、非常に面白かった。
ところどころの思い出話 が実際の家庭にいなければ書けないエピソードです。
秀雄が書いた本が出版されたのが1959年。
それを再編集された文庫本になっています。
読み応えがあります。
渋沢栄一氏が書いた文章は、若干の引用程度ですが、現代語と違い読むのも非常に骨が折れます。
ところで、先に読んだ本。
玄孫がまとめた100の訓言から。
自分には、力不足で全然できなかったこと。やらなかったこと。
を抜き出してみました。人間の器が違い過ぎますが・・・
1,信用は信念から生まれる。
私の現実では、借入は担保力などで評価される。自分が全面的に信頼される。との自信も無かった故、無理はしなかった。
2,人は理想を持たねばならぬ。
少々の目標はあったが、理想と言うには・・・おこがましい(笑)。
3,やれるところまでとことんやれ。しかし悔やむな。
とことんやったか? 自問自答。結果的にほどほどの結果。
これが人生の幸せかもしれません。
4,目的通りにいかないときは勇気を持って耐えよう。
大きい目的にチャレンジする怖さがあった気がする。
5,弱者の自立をうながすような救済策が必要だ。
自分の身の回りの範囲で助けることはあっても、全体の救済策までは考えが広がっていない。
6,多くの人に多くの幸福を与えよう。
これも自分の身の回りだけがせいぜいでした。
こういうことに少しでもチャレンジしていたら、私ももっと大きくなれたかもしれません(笑)。
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