mixiユーザー(id:689360)

2019年08月30日09:29

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中国の不都合な真実 香港デモの伝わり方。

 趣味人SNSの白沢さんの日記からです。中国の技術指導に頻繁に出張して詳しい人です。
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もう帰国してから4日にもなるが、21日から26日まで中国に出張していた。

その行き帰りの便は、香港経由のANAだった。
香港で広がっているデモの影響を受けるかもしれないという危惧は当然あったが、まあ大丈夫だろうと出かけた。

行きの飛行機は、やはりガラガラに空いていて、ほぼ半分ぐらいのキャンセルが出ていた。
航空会社は、これまでの予約状況などをビッグデータ分析でほぼ満席になるような路線と航空機の大きさ、それに便数を決めているので、半分程度ということは、50%ぐらいの乗客が自主的にリスク回避してキャンセルしていることになる。

香港空港から香港の街に出ずにそのままトランジットの形で対岸にある深圳にフェリーで向かったので、まったくデモの形や影響を見ることなく深圳に着いた。

深圳の取引先の中国の人たちと商談している時も彼らから「香港は、危なかったでしょう」と言われた。
しかし、大陸側の人間たちは、香港でデモしていることぐらいは、知っていても管制に操作されたフェイクニュースしか得ていないはずなので心配していることは、たいしたことない。

案の定「香港のテロは・・・・」と言い出す始末だ。
そこで、私が「テロ? 香港の人口の4分の一、つまり4人に一人の人がデモしているのがテロということは、無いでしょう。デモだよ」というと今度は、「貧乏な何も知らない大学生たちをアルバイトでアメリカが雇ってやっているテロなんでしょう?」などと言い出す。

そこで、「ここにはカメラが無いし、これから私が本当のことを教えるけどそれを中国政府に告げ口する人もいないと思うから喋るけど、真実は、貴方たち中国本土に暮らしている中国人たちにとっては、非常に不都合な真実だよ」

「えっ?本当のこと?不都合な真実? それはなんですか?」
とその場の人たちが興味を持って聞きたいと言ったので何故香港でデモが起きているかを説明した。

曰く・・
習近平の金と女の醜聞を出版した香港の出版社の社長が、逮捕され不当監禁で拘束された後、犯人引き渡し条約という法律ができたこと・・そしてこの法律が中国政府に都合の悪い真実を暴いたり、反政府的な言動をする人間たちを逮捕して大陸側に送還すると都合の良いように裁判,投獄,刑の執行ができるようになること、そして自由を奪われることなどなど

また、多くの事実を知る本当にリベラルな日本人たちは、香港デモを応援していることも喋った。

ほとんど初めて聞く事実だったので、聞いた人たちは、一応に驚いていた。
日本とビジネスをしている割と国外のニュースに接することのできるインテリな人たちでもこの実情だ。

中国滞在中にホテルからこの話題のことを書いたりするとネット検閲で遮断されるし、いつ不穏分子としてマークされないとも限らないので、帰国してからでしか書けない不都合です。
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