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2019年03月26日09:10

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中国はラオスでいったい何をしているんですか?

GLOBE配信記事より抜粋です。

日本は、ラオスに青年海外協力隊を派遣して援助をしました。
それに対して、
 中国からは「いわゆる平和部隊(青年海外協力隊をさす)は、日本の特務機関と軍事要員を隠す手段」(国営新華社通信)と非難された報道が残る。

そして、現在中国は、・・・ラオスに開発援助と称してどんどんお金を貸している。

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海を持たない内陸の国、ラオス。本州と同じぐらいの広さの国土に、愛知県より少し少ない700万人弱が暮らす。日本からの直行便もなく、残念ながら日本人の旅行者は多くない。村上春樹さんの紀行文集のタイトルも『ラオスにいったい何があるというんですか』・・・。そこには、隣国中国の手によって生まれようとしているものがあった。初めての本格的な鉄道である。(吉岡桂子)
ーーーーー中略ーーーーーーーー
ラオスはダムや人工衛星など別の事業でも中国から借金を重ねている。政府の借金はすでにGDPの6割を超えており、国際通貨基金(IMF)から注意されている。返済能力に「黄信号」がともると、国際機関や先進国は貸しづらくなる。そもそも日本など先進国にとってラオスは、円借款など利子がつくお金を貸すよりも貧困削減を念頭においた無償援助が中心の相手だった。だが、中国の関わり方は違う。お金をどんどん貸して、プロジェクトを進めようとする。

 ルアンプラバンの町を一望できるプーシーの丘に登ってみた。てっぺんにも、お寺や仏塔がある。河の向こうの緑の山が黄土色に欠けている。鉄道のトンネルの穴がぼんやりとひかっている。中国側は2019年を「決戦期」とし、年内に土木工事の9割を終える計画だ。両国政府は19年を旅行年と定め、百万人の中国人客の誘致で盛り上げようとしている。
ーーーーーーーーー中略ーーーーーーー
日本にとってラオスは、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊が1965年に初めて赴いた国だ。政情が不安定ななか、日本語教師、コメや野菜作りの指導員として協力した。当時、中国からは「いわゆる平和部隊(青年海外協力隊をさす)は(中略)日本の特務機関と軍事要員を隠す手段」(国営新華社通信)と非難された報道が残る。だが、協力隊を含めて日本の草の根が地道にラオスの人々に向き合ってきたつながりは深い。

 近年、権力者を取り込んで外交の糧とする中国の動きに刺激されて、日本も安全保障をより意識した援助へと傾きつつある。中国の軍拡を思えば安保の視点はもちろん重要だが、成長から取り残されていく人々に対する支援を忘れないでいたいと思う。

ラオス航空が年内にも、ビエンチャンとルアンプラバンから福岡へ向けて直行便の乗り入れを検討している。日本人との心の距離が一段と縮まることを祈る。
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