前回の続きで、心電図について独り言を書きたいと思います。
もしミスに気が付いたら教えてくださ〜い。
みんなで楽しく勉強しましょう(^^)
今日は、不整脈についてです。
では、ＳＳＳ（洞不全症候群）から行きます。
洞結節の機能低下により徐脈性不整脈を生じる。
高齢者では頻度が高くなる。
ルビンスタイン分類では以下の３つに分けられます。
�儀拭�洞徐脈
�況拭�洞停止・洞房ブロック
�祁拭Ы�脈頻脈症候群
�況燭裡咤船屮蹈奪�では、突然のＰ波脱落。
�祁燭蓮⊇�脈性不整脈と上室性の頻脈性不整脈（Ａｆなど）が合併する。
心電図では、頻脈性のＡｆ後、洞停止。長い心停止の後、
下位自動能による補充収縮、心拍が再開する。
自動能が急に停止した場合は、長い心停止を経ないとと
下位自動能による心拍が再開しない。これを駆動抑制
（Overdrive suppression）と呼ぶ。
眼前暗黒感やめまい、失神などの症状があれば、ペースメーカ適応になる。
次は、房室（ＡＶ）ブロックです。
房室結節・ヒス束あるいはそれ以下の左右両脚枝が障害され、
心房から心室へ遅延したり途絶する不整脈である。
・第１度房室ブロック
ＰＲ時間が0.24s以上延長。
・第２度房室ブロック
【ウェンケバッハ型】ほとんどAHブロック：治療対象外
PR時間が徐々に延長して、突然QRS脱落する。PR時間は
元に戻りこれを繰り返す。
【モービッツ�況拭�HVブロック：高度房室ブロックへ進展高率で危険
PR時間は不変で、突然QRS脱落。
・第３度房室ブロック（完全房室ブロック）
心房と心室の伝導が完全に途絶するもの。
心電図では、Ｐ波とＱＲＳ波は独立して調律を呈する。
心房の刺激が心室へ伝わらないため、非常に危険な不整脈である。
ペースメーカ適応となる。
房室解離と言えば、一般には等頻度房室解離（心房と心室が独立してリズムをとり、
ＰＰ間隔一定・ＲＲ間隔一定：ＰをＲが追い越す:RR>PP）を指す。
完全房室ブロックも広義で含まれる。
今日はここまでにして、次回へ続く。・・・To be continued.
【心電図が苦手で困っている方々へ】
医療系の学生さんも、ちょっと耳を傾けてください。
＊ペンを握ったら文字ではなく、絵（波計や解剖図）を描いてください！！
(1)心電図は理解なので、文章も確かに大切ですが、波(P/QRS/T/U)も描いてみましょう。
目から入る図形を見て覚える！右脳を使った方法もぜひ試してみてください。
例えば、
アイントーベンの三角形でベクトルを描きましょう。
aVRはなぜ↓向きなのか？刺激伝導系は右肩方向から左下へ向かっていきます。
aVRに目ん玉があれば遠ざかって行きます。だから下を向いているのです。
左軸偏位・右軸偏位では、�詰尭海�aVFの上または下を向いているかで判定します。
キャブレラ誘導を描いてみてください。心筋梗塞の特定部位を覚えなくて済みます。
非常に長くなるため今回は割愛します。ＶＰＣの起源の時は必須です。
(2)教科書掲載の波計をじっくり描いてみると各疾患は正常波形と違うことに気が付くでしょう！！
Ｐ波：陰性Ｐ波、先鋭Ｐや僧帽性Ｐなど、ＡｆはＰ波（−）
ＱＲＳ：伝導時間は0.12秒以上なのかで完全または不完全。期外収縮では、上室性または心室性。
Ｊ波（ノッチやスラー）やε波など。
脚ブロックでは(右脚ブロック：V1に「Ｍ」をイメージ、左脚ブロックはV5/V6に「Ｍ」をイメージ）
実際、患者に吸盤を装着する時をイメージしてください。V1の位置は右に、V6の位置は左にある。
右脳を使えば暗記せずに済みます。
細かいことを言えばRBBBはV6のS幅(↑）やLBBBはq波（−）などあるのですが、
一気に覚えず、徐々に付け足していきましょう。
ST:ST上昇については虚血性（凸）または心膜炎（凹）
T:テント状Ｔ（高Ｋ血症：sinカーブ様）、陰性Ｔ波（APHや亜急性期たこつぼ型心筋症など）
心室性期外収縮なんかも波計を描いてみてください。目で図形を焼き付けましょう。
心室細動（ヘアーピンカーブ）TdPなど特徴があります。
あまり長々書くと逆に混乱するのでここらでやめておきます。
私も、まだまだ未熟者です。みなさん!一緒に勉強していきましょう。
ログインしてコメントを確認・投稿する