数えると52日ぶりのシネマスコーレだ。
久しぶりに行ったら、入り口に竹中直人から贈られた、営業再開を祝した花が置かれていた。
2020年5月29日(金)
『PMC:ザ・バンカー』(2020年)
監督:キム・ビョンウ
駅西・シネマスコーレ
ときは、いまから数年後の近未来、ところは38度線の地下30メートル。
そこには「ザ・バンカー」とよばれる迷路のような巨大地下施設があった。
PMC(プライベート・ミリタリー・カンパニー =民間軍事会社)のエイハブ隊長(ハ・ジョンウ)率いる小部隊が、CIAの依頼で北朝鮮要人を拉致するため、ザ・バンカーの一室に潜んでいた。
ところが、拉致決行の直前になって、やって来たのが要人ではなく、キングとよばれる北朝鮮の最高指導者だった。
エイハブは即断した。
キングを拉致すれば、小部隊の隊員たちに莫大な報償がころがり込む。
なに、俺たちなら10分で終わる仕事だ。
エイ、ヤ!でエイハブたちは、キングの拉致を決行したのだが・・・・
正直、なんと感想を書いたものか、困ってしまう。
かかり付けの医師が随行するキングは金正恩委員長で、拉致作戦に「GO!」サインを出すアメリカ大統領はトランプということになる。
そこへ中国が絡んでくる。
政治的な駆け引きいうか、各国の陰謀については、展開が早すぎてボンクラな私にはついて行けない。
映画自体は絶体絶命の危機を、主人公たちがどう切り抜けていくかという、戦場サバイバルアクション映画だ。
しかし、この絶体絶命の窮地の連続が、少々くどい。
まあ、これが韓国映画の持ち味でもあるのだが。
ラストは、なんと米軍と中国軍がミサイルを使った空中戦をおっぱじめる。
製作された2018年では絵空事だったが、いまではシャレにならない。
まあ、映画の出来としてはアレだったが、ひょっとしたらトンデモナイ問題作かもしれない。
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