映画日記　『ポゼッション』

２０２０年２月１９日（水）

『ポゼッション』ＨＤリマスター版（１９８０年製作）
監督：アンジェイ・ズラウスキ
今池・シネマスコーレ

予告編を見て気になっていた1本。
どうして気になったかというと、主演がイザベル・アジャーニだったからだ。
イザベル・アジャーニという名前は昔から知ってるが、実は1本も見たことがなかった。
それと、予告編には『サスペリア』みたいな雰囲気もあったので、楽しみにして見に行ったのだが・・・・

なんじゃ、こりゃ？？？？

小さな息子がひとりいる若い夫婦が主人公。
きれいな奥さんがイザベル・アジャーニ、夫はサム・ニールだ。
仕事優先で家庭をかえりみない夫に愛想をつかしたのか、妻が浮気した。
夫は妻の愛情を取りもどすため、浮気相手を探り出したものの、コテンパにされてしまう。
いっぽう、妻には浮気相手の男も知らない、第三の男がいるらしい。
妻と第三の男の愛の巣へ、浮気相手の男が踏み込んだ。
そして、そこで彼が見たものは・・・・

まったく白紙の状態で見たのだが、美貌の妻をめぐっての三角関係、四角関係のドロドロとした愛憎劇を、イザベル・アジャーニのエキセントリックな演技と、とても分かりにくい語り口で見せるアート系の前衛映画かとおもったら、突然「うわ、なんじゃ、こりゃ」と目を疑うシーンに出くわす。
続く、イザベル・アジャーニのキ●ガイ演技も強烈だった。
結局、何がなんだがさっぱり分からないまま、映画館をあとにした。
世の中には、けったいな映画がまだまだありそうだ。