2019年12月15日(日)
『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』(2019年)
監督:ニルス・タヴェルニエ
矢場町・センチュリーシネマ
人とうまく交わることができない寡黙な男が、30数年をかけ、可愛い娘のために、道ばたでひろってきた石とセメントで、奇妙な宮殿を自力で作りあげるという、実話にもとづく物語。
どういう感想を持てばいいのか、困ってしまう不思議な映画だ。
あらためて、色々な人生があるものだとおもってしまう。
中年から老いた晩年までを演じたジャック・ガンブランがすばらしい。
リー・ヴァン・クリーフを華奢にしたような感じの人だが、その目に自分の感情をうまく他人に伝えられない男の哀しさが漂っていた。
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