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2019年12月11日21:29

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映画日記 『マチネの終わりに』  『“隠れビッチ”やってました。』

2019年12月11日(水)

『マチネの終わりに』(2019年)
監督:西谷弘
笹島・109シネマズ名古屋

中年にさしかかったクラシック・ギタリストと、世界的に有名な映画監督を継父にもつ女性ジャーナリスト、ふたりの出会いと別れと再会の物語。

クラシックに、トーキョーやパリやニューヨークでのセレブな暮らしと、私にはまったくアウェイな映画だった。
ゆいいつの見どころは、福山雅治扮するギタリストを支える女性マネージャーを演じた、桜井ユキだった。

じつは映画の最後まで、この女性マネージャーを演じていたのは夏帆だとばかりおもっていた。
エンドクレジットに夏帆の名前がなく、かわりに桜井ユキの名があった。
じつはここでも勘違いをしていて、岸井ゆきのって、こんな顔だったかなあ?
とおもったしだい。
帰宅してネットで桜井ユキを検索したら、『娼年』や『スマホを落としただけなのに』など、彼女が出演した映画をすでに9本も見ていた。
本作で桜井ユキの名前と顔をしっかり覚えることになった。

間違いを犯さない福山雅治と石田ゆり子より、ただひとり間違いを犯し、針のムシロに座るような時間を過ごし、やがて心の救済をもとめて行動する桜井ユキが、いちばんドラマティックだ。
脇役がじつは実質的な主人公だったというのは、黒澤明の『醜聞』の志村喬や、『静かなる決闘』の千石規子に通じる。

気になる女優さんがまたひとり増えた。
とおもったら、この後にもうひとり気になる女優さんと出会うことになる。


『“隠れビッチ”やってました。』(2019年)
監督:三木康一郎
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

二股三股はあたりまえ。
カジュアルで清純そうな服装に、ちょっぴりフェロモンを匂わせば、男子なんてちょろいもの。
そうやって、見かけの美形を武器にし、釣られてきた男たちを、容赦なく振るのが趣味の性悪女がヒロインだ。
てっきりドタバタコメディだろうとおもって見続けていたら、だんだんとシリアスになり、湿っぽくなってしまう。
尻すぼみが残念、とことんコメディをつらぬき通してほしかった。

ただし、ヒロインを演じた佐久間由衣はイイネ!!!
ショートヘアマニアの私にはたまらない。
彼女が出演している『屍人荘の殺人』が今週末に封切りだ。
これは楽しみ。


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