悲しみと寂しさと幸せと

世の中は今、台風19号で大変なことになっていますが…。
生きている私たちは、頑張って生きましょうね。

ウチのアテナちゃんがあの嵐の土曜日、亡くなりました。
ミニチュアダックスフント、15歳と3ヶ月でした。
ここ数ヶ月めっきり弱くなり、覚悟はしていました。
でも、梨の収穫が終わって私が休みになるまで待っていてくれました。

あの日、とうとう何も食べないので病院に行き注射と点滴してもらい。
流動食も処方してもらい。
死ぬ前、私がずっと抱っこしてたけど、そのあとツレアイの方にトコトコと歩いて行って尻尾を振って。
それをみて、ああ、点滴が効いてまだ大丈夫なのかなと思いつつ水をあげて、一瞬目を離した隙にツレアイの前に倒れこむようにして逝ってしまいました。
私とツレアイと、どちらにもいい顔をして逝ってしまった。
最後の命を燃やして、私たち二人に挨拶をしていった、本当に良い子でした。

今はゆっくり二人でアテナの思い出と悲しみや寂しさを味わいます。

そしてこれからは、アテナがいてできなかったことをして、二人で力強く生きていこうねと話しています。
例えば尾瀬に泊まりがけで行くとか、北アルプスに行くとか…、犬連れではできないからね。

だけど、この日常がなかなか辛い！
食事の支度をしてると足元に寄ってきて抱っこをせがんでくれた。
一緒に川の字になり布団の中で温めてくれた。
その寝息で安らぎをもらった。
柔らかな手触り、ぬくもり。
事あるごとに、家の中の何を見てもああここでアテナが、こんな時アテナが、と込み上げてきちゃつて。
しばらくは涙と共に暮らします。
いつも幸せをくれたアテナ。
悲しくて寂しくてたまらないけれど、一緒にいた日々を思うと本当に幸せを感じます。
楽しかった！感謝しかない。