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2020年07月11日10:51

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「ドレス・コード？ーー着る人たちのゲーム」展　東京オペラシティアートギャラリー

会場に入るとテーマごとにボードが問いかけてくる。

裸で外を歩いてはいけない？
高貴なふるまいをしなければならない？
組織のルールを守らなければならない？
働かざる者、着るべからず？
生き残りをかけて闘わなければならない？
見極める目を持たねばならない？
教養は身につけなければならない？
服は意志を持って選ばなければならない？
他人の眼を気にしなければならない？
大人の言うことを聞いてはいけない？
誰もがファッショナブルである？
ファッションは終わりのないゲームである？
与えよ、さらば与えられん？

自分も含めて少なくとも日本人は冠婚葬祭、仕事などなどTPOに合わせて洋服を着替える。その場所に置いて間違った服を着るととてつもなく肩身が狭い思いをする。服を着て組織やある職業の一員になったり・・・。やんちゃな連中はおそろいの特効服で夜中の首都高をグルグル回っていたり・・・。

会場はCHANELやイブサンローラン、コムデギャルソンの一世を風靡した懐かしい服や小物、ファッションショーのビデオ・・・。まるでウィンドーショッピングしているみたい。その合間に現代美術。

未知だったけど青山悟さんの刺繍は小品ながら美しくて好きかも「《News From Nowhere (Björk)》2017年」

ハンス・エイケルブーム「《フォト・ノート 1992–2019》1992–2019年」は興味深い。いつも不思議に思っていた人々の類似性の謎が解けるヒントみたいな感じ。本人は個性的な服装だと思っていてもかなりの数の人が似た服装。あたしなんかファストファッションばっかりだからいろいろなカテゴリーにあてはまりそう。

誰もがファッショナブルである？

都築響一の写真がすごい。着るということを自由に楽しんでいる人々。ツッパリ成人式、農村の働く爺さん婆さん、人間以上のラブドール、異色肌、ジュリアナの姐さんたち、広島の伝説的なホームレス・・・。極めつけは全身タトゥー！！