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2020年02月02日11:38

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日本書紀成立1300年　特別展「出雲と大和」東京国立博物館

出雲大社は幽で大和は顕。大国主命は高天原の神に国を譲って（出雲の国譲り）隠れた。古墳時代、3世紀に始まる大和朝廷。そして大陸からやって来た仏教の時代・・・。

今回の展示で興味深かったのが荒神谷遺跡から大量に発掘された銅剣、銅鐸、銅矛。1部分というけど銅剣を一本ずつケースに入れて並べると壮観。２～3世紀頃のモノだという。これだけのモノを埋めて祀らなければならないとは・・・いったい何があったんだろう。国譲りって日本列島に元からいた出雲族が大陸から来た大和朝廷に破れて葬られてしまったことなのではないか・・・などと妄想してしまう。古代史ってミステリー。

前半は古代の出来事に思いを巡らし、後半は唐突に仏教伝来。滅多に会えない仏像たちにときめく。一回で2度美味しい展示会かも。當麻寺の「持国天立像（重文）7世紀」は四天王像でもっとも古い。しかしその顔立ちは髭を蓄えた凛々しい男ぶりで仏像と言うより人間っぽい。

最後は法隆寺金堂壁画のレプリカ。次回の展覧会、特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」につながる。

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