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2020年01月08日19:09

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リニューアルオープン記念　『ふたたびの「近代」』　　神奈川県立近代美術館　鎌倉別館

去年の11月、桐生の大川美術館で「松本竣介　街歩きの時間」展を見た。なんとなく頭に残っているとき日曜美術館のアートシーンをボーッと見ていたら神奈川県立近代美術館　鎌倉別館がリニューアルオープンしていて松本竣介の「立てる像」を展示しているという。まだ松の内、鶴岡八幡宮に初詣でもできる。

出発は10時。1時間半で着くはずが横浜で乗り換えを間違えて逗子行きではなく小田原行きに乗ってしまう。居眠りしていたら25分で着くはずが30分たっても着かない。ホームを見れば平塚・・・！？

　あわてて電車を乗り継いで戻る。本当は鎌倉でランチのつもりだったけど時間が無くなり大船で一風堂のラーメン。

予定より1時間遅れて鎌倉到着。久しぶりの鎌倉は外国人が多い。立ち食いのマナーが悪いと言われているけど、立ち食いできそうな美味しそうなモノを売る店ばかりではないか。ちょいちょいつまみ食いしながら歩いたら楽しいだろうなぁ。

せっかくなので鏑木清方記念美術館で「清方、新春を寿ぐ」展を見る。12ヶ月の行事を描いた清方の絵を12本羽子板に。細かいところまでよく作ってある。もったいなくて羽が打てない羽子板。

まだそこそこ混んでいる八幡宮でお参りを済ませ近代美術館へ。入場するとすぐに松本竣介の「立てる像」。久々に見る。美術誌「みずゑ」に『生きてゐる画家』を執筆した翌年の1942年に描かれたそう。でも反戦思想はあまり感じない。何か強い思いを持った若者が自分の未来をじっと見つめる姿に見える。やっぱりこの絵は松本竣介の最高傑作。

ほかにリニューアル万歳！という感じの古賀春江《窓外の化粧》1930年、どう見ても寒山拾得の岸田劉生《童女図（麗子像）》。珍しいなと思ったのは佐伯祐三の自画像。あまり大きくない美術館だけどお宝はいっぱいな感じ。

帰りはブラブラと北鎌倉駅に向かう。途中、その大きさがまるで京都にいるみたいな建長寺も見学。帰りは乗り換えの失敗もなくスムーズに最寄りの駅へ。行きつけの居酒屋に新年の挨拶がてら一杯