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2019年11月30日13:49

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足尾鉱山と水沼駅温泉センター

最近廃墟や遺跡にハマっている。図書館で関連本を調べると一昔前からブームだったよう。世界各国、国内、秘境・・・様々な写真集が出ている。そういえば「カメトメ」もどこかの廃墟で撮影してたっけ。その中で東京近郊、手軽に行けそうな廃墟の宝庫、足尾鉱山に行ってみることにした。

桐生で一泊して朝7時44分発のわたらせ渓谷鐵道で通洞に向かう。所要時間87分。一日乗車券1850円で乗り降り自由。

一両編成のワンマンカー。桐生から大間々までは学生が多く賑やかだったけどその先はほとんど貸し切り状態。トンネルを何度か通過した後の車窓はまさに紅葉の季節。渡良瀬川の水は薄い緑色で底まで見えるほど透き通っている。この美しい渓谷が汚染され足尾銅山鉱毒事件がおこったなんて信じられない。

通洞駅から歩いて5分ほどに足尾鉱山観光がある。全長700メートルの坑内が見学できる。まずは可愛らしいトロッコに乗る。朝イチだったせいか他に客はいない。誰もいないと坑内の作業風景を再現しているリアルな人形たちが怖い

。

通同駅の近くにはかつての繁栄を彷彿とさせる崩れかけた建物が散在する。時折すれちがう町の人たちはほとんど80歳以上！？　飲食店はみな高齢のため閉店したのだそう。駅近くの肉屋が揚げ物を売っていたのでコロッケとメンチでしのぐ。

再びわたらせ渓谷鐵道に乗って水沼駅へ。ここは無人駅だけどホーム直結の水沼駅温泉センターがある。露天もサウナもあり。寒い日の温泉はまた格別。更衣室のコインロッカーが有料（100円）注意。

8 10