mixiユーザー(id:6789130)

2021年02月27日02:41

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身過ぎ世過ぎが早く終り、映画1本。

25日、新宿ピカデリーで、「すばらしき世界」。
殺人罪で服役後、13年で満期出所した男。「今度ばっかりは堅気ぞ」と言いながら、迷惑行為をする奴らには凄んで見せるし、すぐに手も出す。
そんな男を追うTVクルー。
カツアゲしていた二人組のチンピラを相手に取っ組み合いになり、相手を殺すのではとエスカレートすると、カメラを持ったままその場から逃げ出したディレクターに対し、女性プロデューサーの言う「撮らないんなら割って入ってあいつを止めなさいよ。止めないんなら、撮って人に伝えなさいよ」はある意味ジャーナリストとしての正論。
その荒くれた性格が久々の娑婆でどう矯正されて行くのか、周囲の人々の善意のアンサンブルが、決して押し付けではなく、やはりこの監督、巧いわ。
それだけに、どう着地するのか。ありふれたハッピーエンドにすれば単なる“いい話”になるし、アンハッピーエンドでも、今更アメリカン・ニューシネマでもあるまいし、と気を揉んだが、私的にはこれしか終りようはなかったのかな?と。原作はどうなっているのか知らないが、他の終り方もあったのではと、あくまで好みの問題なんだけど。
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