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2020年10月23日14:16

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雨予報だったので、実演と映画、って、怪しい催し物ではない(笑)。

21日、先に映画の方。新宿ピカデリーで、「82年生まれ、キム・ジヨン」。
胸を焦がす悲恋も無く、スパイも暗躍せず、地下室にも秘密のない韓国映画だが、フェミニズム映画として評判が高いので見る事に。
優秀なキャリア・ウーマンから結婚出産を経た専業主婦が子育ての中で、育児を手伝う夫がいながらの、日々つのる焦燥と鬱。そして、身近な人物への憑依!
何気ない家族や周りの人間の言動で傷ついてしまう現実。セクハラは言わずもがな、子連れで入った店での、それを迷惑がる他の客の反応等、我々の日常でも目にする光景に、こちらとしては襟を正すしかないのも事実。
映画ならではのハッピーエンディングに持ち込むが、果たして現実社会では、の問い掛けも伝わって来る。

新宿スターフィールドで、朗読劇「浴衣の女」〜岡本綺堂「半七捕物帳」より。
昨年の「磔刑の女」に続いて、現代パートの役と俳優さんは前作を引き継いでの上演。
磔刑にあった花魁の生れ変わりの新宿のバーのママと、その店の常連客との間で交わされる会話から、現在進行形の事件と過去の事件とのリンク。過去篇が「半七捕物帳」から。
前回は過去篇も、それにリンクする現代篇と同じ役者が演じたが、今回は過去篇は半七老人と聞き手の綺堂の会話で語られるのみで、現代篇が複数俳優の動きありの朗読劇。
本を手に動かれると立ち稽古にも見えてしまうが、予算等含めて諸々制約はあるのでしょう。
ママ役の児島美ゆきさん、最近撮り下ろしたヌード写真をも含めて、ここまで晒すかの熱演でした。
終演後、美ゆきさんと御案内頂いた里見瑤子さんに挨拶して、客席で隣りだった切通理作さんと話しながら駅まで。同じく客席にいた大久保千代太夫、私に、この度はおめでとう御座いますと言ったが、脚本作や出演作の公開の事か、今年初の映画出演を指すのか不明なり。

でもって、雨は降らなかった…。
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