お芝居→映画。

28日、夜の落語会は中止になったが、昼間予約を入れてあった舞台は公演中とのことで、南千住まで。
スタジオ365で、TEAM東京ボブ公演、「ハードジャーニー」。
経営難の宅配コーヒー店の三姉妹と、集金人も含めたその周りの人達の人情喜劇。
程よいほっこり感で、ご都合主義も却ってホッとする。
終演後、お見送りは役者は舞台の上からとの事で、案内頂いた集金人役の咲衣さんに声かけて辞す。

映画館も東宝系と松竹系は土日休館になったが、テアトル系はまだやっているので、新宿へ。
テアトル新宿で、「火口のふたり」（19）。
昨年のキネ旬、映画芸術、共にベスト１にして、日本アカデミー賞からは完無視された本作、やっと拝見。かくいう私も見ていなかったので、アカデミー賞投票時には入れられなかったし。
伊東ゆかり歌う「早く抱いて」（下田逸郎）に乗せて、嘗て付き合っていた恋人同士のSEXの自撮りアルバムがめくられて行き、そこにスタッフ・キャスト・タイトル。これだけで、これから起こる官能世界にグッと引き込まれて行く！
元カノの従妹の結婚式の為、帰郷したバツイチ男と、その従妹との、式までの五日間の逢引き。“逢引き”と呼ぶより、“情事”と呼んだ方がロマンポルノらしいR-18メロドラマ。
とにかく、中盤からヤリまくりヤリまくり、30代半ばとは言え、ここまでヤリっ放しで大丈夫かと。
そして、終盤、まさかの“惨事”に、二人の性愛、いや、愛は見事に高揚し…。これ、今正に“惨事”の只中で見ると、何とリアルな…!!

続けて韓国の性愛監督、キム・ギドクを見にシネマート新宿に行くも、休館中だった。
大人しく帰宅し、自宅でも諸々やるべき事があるのに、ほとんど手付けられぬまま、ただウダウダと過ごして時は無駄に過ぎて行き…。