mixiユーザー(id:6789130)

2020年01月30日03:30

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雨じゃ雨じゃで映画2本。

28日、シネリーブル池袋で、「アイリッシュマン」。
デ・ニーロ、パチーノ、ジョー・ペシにハーベイ・カイテルも絡み、スコセッシ得意の実録犯罪物、堂々3時間30分!
パチーノ扮するジミー・ホッファは、ジャック・ニコルソンが演じた「ホッファ」(92)で名前は知っていたが、映画自体は多分見そびれたかも知れない。
イタリア戦線から帰還し運転手をしていた主人公が、積み荷の横流しからイタリア系マフィアと知り合い、更に、全米運転手組合委員長のホッファの知遇を得て、次第に汚れ仕事に関わって行く。後は血で血を洗う粛清に次ぐ粛清。
上映時間の割には大作感は無く、人間関係やパワーバランスのぶつかり合いを地味に描き出す。そういう意味では、ひたすら役者の芝居を見る映画。さすがに全く退屈させずに淡々と見せ切ってくれた。
デ・ニーロの娘役、ラストタイトルでアンナ・パキンと知れたが、嘗ての天才子役も地味な脇役に成長…。

新宿バルト9で、「キャッツ」。
超ヒットミュージカルの満を持しての映画化なのに、すこぶる評判がよろしくない。
予告編を見て、その危惧はあったが…人面猫なのだ! これは気持ち悪い。「ライオン・キング」(19)のようにオールCGにするか、舞台と同じメイクと紛争にすれば良かったのに。その上、服を着ているキャラクター以外の体の線はCG 処理されているので、いくら素晴らしい踊りをしても、CGアニメに見えてしまい、生身の人間のパフォーマンスの魅力が伝わって来ない。これはミュージカルとして致命的。人面猫が人面ゴキブリを食べるシーンなぞ、「進撃の巨人」…。。
そうは言っても、ジュディ・デンチやイアン・マッケランの存在感は群を抜いているし、そして、やはり、「メモリー」が歌われると胸打ち震える訳で。歌の力は偉大なり。
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