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2021年09月21日04:50

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お笑いは緊張と緩和



「日テレ大みそか『笑ってはいけない』15年の節目で休止 “笑ってもイイ”生特番立ち上げ」


近年はマンネリ化していたとはいえ、残念だ。

ダウンタウンが仕掛け人になって
「若手に罰ゲームを与える」という形式でも成立したと思うので
もっと工夫して存続させて欲しかった。



さて
歴代シリーズの中では、罰ゲームが、吹き矢の時が一番面白かった。

なぜなら本当に罰ゲームとして成立していたから。
松本が言うには、番組終了後お尻を見たら
「血だらけになっていた」そうだ。


今じゃ、ヘラヘラとすぐに笑い出し
スポンジでお尻を撫でるられるだけだが
初期の頃は、お尻に吹き矢を刺す等、しっかり罰となっていた。

吹き矢のようなしっかりとした罰があってこそ
「決して笑ってはいけない」という張り詰めた緊張感が生まれる。
そして、その緊張感を超えた爆発的な笑いが生まれる所が面白かった。

罰が軽くなってしまった理由は
恐らく、ダウンタウンがスタッフに
「番組を続けても良いが、罰を軽くしてくれ」
と進言したのだろう。

それを制作陣が受け入れてしまった。
すると罰が罰として機能していないので、緊張感が生まれない。

笑いは「緊張と緩和で生まれる」という事を一番分かっている人達が
罰を軽くした瞬間に、この番組は終わってしまったのだ。

後は惰性で続いていった。

初期は、浜田VS松本の構図もあって
相手を笑かそうという意気込みが伝わり、見ごたえがあった。


しかし、後期は毎年恒例となりマンネリ化。
罰が痛くないので緊張感を欠き、ダラダラと長時間続くだけ。

罰が軽くなった分、豪華ゲストやその他の仕掛けを盛り込むも
視聴者はゲストが見たいわけでは無いので、つまらない。
「驚いてはいけない」も趣旨が変わっているので、見ている方は入り込めない。
挙句の果てに、ファミリーを取り込むためかクイズコーナーまで出てくる始末。

残念だが、終わるべくして終わったと言える。



今年やる予定の「笑ってもイイ生特番」は
普通のお笑い番組と同じような番組になる事が予想されるため
私は見ないと思う。




もし、「笑ってはいけない」を復活させたいのなら、やる事は1つだけ。

「吹き矢を復活させること」である。

そこから全ての緊張感が生まれる。
この緊張感がマンネリを吹っ飛ばし、笑ってはいけない本来の構図を再臨させる。

人が動く動機はメリットとデメリット。
アメと鞭だ。

番組の視聴率が上がれば給料も上がるのだから
そこにはメリットがある。

しかし、笑ってしまっても大した罰が無いのなら、デメリットはない。
デメリットが無ければ人は腑抜けになる。
だからヘラヘラ笑っている。

「笑ってはいけない」のに、出演者が緊張感もなくヘラヘラ笑っていれば
見ている方は、当然しらける。だからつまらない。

もし、番組を復活させる時があれば
罰ゲームは、絶対にキツイものを用意して欲しい。

そうすれば、絶対に再興できる。

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