『日テレ、『世界仰天ニュース』ステロイド薬めぐる放送内容を謝罪 日本皮膚科学会が抗議』
「世界仰天ニュース」はバラエティー番組である。
バラエティー番組を見て、それを信じ切って自分も実践してしまう人もいるんだろうか?
今はネットもあるし自分で調べようとすれば色々調べられる時代だ。
薬を処方してくれた医者からのアドバイスを無視して、バラエティー番組の情報を優先する人っているのだろうか?
そんな人が増えたら、易々と冗談も言えないようになる。
たまに注意書きで「絶対に真似しないで下さい」とか「番組上の演出です」とか
「スタッフが美味しく頂きました」とか出てくるが
馬鹿ばかり相手にしていたら、将来はそんな注意書きばかりの番組になるぞ。
例えば、ツッコみで頭をペチンと叩いたら
「※これは演出です。暴行・傷害・パワハラ・その他の違法行為ではありません」とか
カンニング竹山がキレていたら
「※これはパフォーマンスです。本当は怒っていません」と一々表示されたりして。
(これはこれで面白そうだけど)
しかし!
心理学的にいうと
馬鹿馬鹿しい話でも、後になってみると無意識に信じてしまっているという事がある。
スリーパー効果と呼ばれる現象だ。
スリーパー効果とは
「時間が経つと、情報源と情報の内容が分離され『情報の内容』だけが記憶に残る現象の事を言う。(引用元『人の心理』:
https://hitonosinri.com/suripakouka/)
だから、しょうもない友達のホラ話や、くだらないバラエティー番組や
面白おかしく陰謀論を紹介するYouTubeを何気なく見ていると危ないかもしれない。
なぜなら
その「情報源がテキトーだという事」は忘れてしまい「情報内容だけが頭に残る」から。
そうすると偽情報やら真偽不明の情報を信じてしまっていて、判断を誤ったりする。
従って、この情報社会で生き抜くためには、情報を取捨選択するという事が必要だ。
つまり、情報の断捨離だ。
例えば、国際機関や国の信頼できるソースだけを頼り、2ちゃんのまとめ等は見ないなどである。
最近も「コロナ離婚」という言葉が流行していたので
「離婚が増加しているのか!」と思い厚生労働省のHPで調べてみたら
コロナによって、逆に対前年比の離婚件数は減っていた。
確かに
自粛や在宅勤務の増加→夫婦でいる時間の増加→相手の嫌な所が沢山目に付くようになる→口論や喧嘩が増え価値観の違いに気付く→離婚
という論理順序で語られると、矛盾がないので一瞬納得しそうになる。
が、客観的なデータでは全く当てはまらない。
当てはまらないどころか、逆に離婚件数は減っていたのである。
情報に溢れる現代
ちゃんとした情報源からの情報だけを見るようにしよう。
そうしないと無意識に人は情報を信じてしまうのだ。
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