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2021年11月27日16:10

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102章🔥血の繋がった息子たちの反乱

太子たち一行は、馬傀駅付近の広場にて

陛下一行とは別の場所でバーベキューをしながら
酒やドリンクを好きなだけ飲んで休憩していました

牡丹雪が降り止んだ、白い雪景色の広場で、腹違いの兄弟が本音を語り合っています。

「李瑁よ
このままずっと大人しく、父上に従い続けて
父上と一緒に、巴蜀へ入る気か?
巴蜀は、楊国忠の地元だ。」

「兄上、帝都長安は無防備で
いずれはアン・ルーシャンに占領されます。
ゆえに
父上に着いていくしかないのでは?

「そうやって、一生
父上の言いなりになって
自分を卑下するだけの人生で、お前は本当にいいと思っているのかexclamation & question
お前は、父上に、玉環(楊貴妃)を寝取られexclamation
その上、血の繋がった我々息子よりも父上が寵愛していた安飛鳥(アン・ルーシャン)に
玉環(楊貴妃)を弄ばれexclamation ×2
挙句の果てはむかっ(怒り)このザマだexclamation ×2
お前は父上を憎いと思わないのか?

李瑁は静かに酒を飲んで、返事をせずに黙りこくっていると…

龍星の側近がやってきて、李瑁から少し離れた場所で
龍星と側近で、ヒソヒソ密談を始めました。

「陳玄玲は 口約束でなく 一筆欲しいと。」

「ほほう。陳玄玲は、私をゆする魂胆か?

「殿下、しかし、今は陳玄玲だけが頼りですので…
事を成した後に、口封じをすれば良いのでは?

「よしexclamation
では書いてやろう。
王思礼の三千人の軍が、近くに控えていると、陳玄玲に言えexclamation

「はい、承知致しました。」

龍星は側近と数分間話した後に、バーベキューの席へ戻り
また、李瑁と話し出しました。

「我々太子は、父上から、苛められ続ける日々は、もう今日で終わりにしようexclamation ×2

「そうですね。
兄上は、最愛の伊代妃と
森忍妃の二人の妃と、生き別れさせられたのですからね。」

「それだけじゃないexclamation
愛妾にしたかった好みの女を、父上に分捕られ、諦めるしかないという経験もしたよ…」

李瑁は驚いた顔で、龍星を見つめました。

二人は血のような赤いワインワイングラスを、若くて綺麗な龍星の愛妾の酌でワイングラスグラスに注がれています。

「こうして、戦いもせずに、鎧を着て、逃げて、飲み食いしているだけでは
どんなに奮起しても、国を救う事も、敵を倒す事もできぬだけか
愛しい妻を、呼び戻す事もできぬ。」

「そうですね
私も玉環(楊貴妃)と生き別れてから、十数年経ちましたが
心の傷は癒えることはなく
煩悩の炎は、消えることはないですからね炎ハート

「その十数年間、私は、世継ぎの座を守ってきたんだexclamation
少しは成長したと 思っている…
だが、父上に対する怒りは、どうにもできないでいる。炎
李瑁よ
お前の自尊心
男としての気概は、一日も安らぐことはなかろうexclamation & question
私とて同じだ
お前の気持ちは、痛いほど分かるつもりだ。」

李瑁は、龍星のストレートな言葉が心に当たり、涙目になりました。

「李瑁、お前には、私と一緒に、飛龍軍を指揮して欲しいのだexclamation ×2
玉環(楊貴妃)の愛人となっている、楊国忠の地元の巴蜀に逃げて
反乱の鎮圧からも逃げて
父上が寵愛し過ぎた、楊貴妃の愛人だった飛鳥(ルーシャン)からも逃げ続けるつもりか?
父上が、お前の正室の妃だった玉環(楊貴妃)と
愛慾に溺れたツケがむかっ(怒り)
今こうして、国民と我々が、巻き込まれているのを黙って見ているつもりかexclamation & question
あの淫乱女のせいでexclamation ×2
唐の国が傾こうとしているのをむかっ(怒り)何としても
我々で 、ご先祖様の面目を守るのだexclamation ×2
李瑁exclamation
今日からは、私の天下にしたいと思うexclamation ×2
もう、父上に 虐め続けられる日々は、今日で終わりにしようexclamation ×2むかっ(怒り)

李瑁の目から、涙が流れました。

「腹を満たしてから、父上と淫乱女に逢いに行くぞexclamation ×2
さあ、李瑁exclamation
飲んでばかりいないで、力をつける為に、ちゃんと食べるんだexclamation ×2


雪結晶陛下一行に届くはずの、食料を積んだ馬車は、龍星皇太子一行の方へ、全て届けられていたのでした。


つづく

⛩絶世の美女と言わせ続ける妖魔伝説王冠
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