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2021年09月15日10:52

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34章🌗恋する男の雄叫び

「おいexclamation李瑁よ。
何をふざけた事を申しておるのじゃexclamation & question

怒りを抑えられない李瑁は

「その代わりexclamationこの私を、跡継ぎにしてくださいexclamation ×2

「武惠妃の墓地の建設の監督を、龍星に任せたのがそんなに不服かexclamation & question
しかし、武惠妃に甘やかされて育ったおまえではなくexclamation
幼い頃に実母を亡くしても、孫も数人つくり、
将軍にも信頼を得ている龍星に、墓地の建設の監督をと、高力士ともう決めた事なのだexclamation ×2

李瑁は愕然として、父上の一喜一憂に集中して固まっています。

玄宗皇帝は、美しい李瑁の顔を大きな両手で包むと

「いいか、よく聞けexclamation

そう命令すると、李瑁の肩を叩いて、李瑁の後ろへ、ゆっくりと歩きながら、李瑁の後ろ姿を睨んで怒鳴りました。

「朕の辞書には、取り引きという言葉はないexclamation
世継ぎの取り引きを、我が妻を使って持ち込むような者は、朕の息子ではないexclamation
出て行けーーーexclamation ×2

玄宗皇帝のライオンの雄叫びが、高力士と侍男と、侍護衛たちが見護るフロアーに響きました。

李瑁は、握り締めていた剣を、スルッと床へ落とすと、
呆然とゆたゆた歩いて出て行きました。

玄宗皇帝は、もう、武惠妃を寵愛していた頃の父上ではなく、

十代の梅妃と玉環に、恋してのぼせている年寄りの皇帝陛下に、変わってしまっている事を、
この時月(顔つき)李瑁は悟りました。

『ふっ、父上の孫もつくっている龍星兄上が跡継ぎになるのか…
母上が、命懸けで奮闘していた跡継ぎ問題は、母上が亡くなると、
母上の、墓地の建設の監督だけでなくexclamation僕は
跡継ぎからも呆気なく外されてしまった……
父上は僕を、息子ではなく、玉環の夫としての目線になってしまっている……』

半月帰り道
馬を飛ばしている李瑁は、独り言を言い続けて、怒りを発散させました。

そして、自宅に着くと、ベッドで寝ている玉環を、いきなり叩き起こした李瑁は

「父上とexclamationいつからだ?あゝんexclamation起きろぉーexclamation ×2女狐めえーーーexclamation

「ぅう〜ん?
?李瑁…どうしちゃったの?

「一緒に死のうexclamation ×2

寝ていた玉環は、びっくりしても、眠くて

叩かれても何も仕返しせずに、ベッドに横になったまま、返事もせずに寝たフリをしました。

『李瑁ったら、武惠妃様のお墓の建設の監督の役目を、龍星兄上に取られたのが、そんなに死ぬほど悔しいのかしら?
それとも、私の不倫が李瑁にバレちゃったぁ?

玉環は、寝たフリをして、頭でグルグル考えていました。

「ハッハッハッハハハ……
天下のすべては皇帝の物。
玉環と僕も例外ではなく、すべては皇帝のモノなのだ。」

玉環は、掛け布団をかけ直すと、血相を変えて興奮している李瑁を、あどけない寝起きの顔で、キョトンと可愛く見つめました。

いつでもハート(矢)愛くるしくハイビスカスセクシーで魅力的な玉環に、李瑁は

「ふふっ。
バカなおまえに怒鳴ったとて…
どうにもできぬようである……」


つづく

⛩絶世の美女と言わせ続ける妖魔伝説月(顔つき)






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