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2021年09月16日07:06

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18971130 NO4889 防穀令実施は不必要だとの元山領事の報告

18971130 NO4889 防穀令実施は不必要だとの元山領事の報告
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
011_0040_0120_05 駐韓日本公使館記録 11巻 四. 加藤公使時代極秘書類 (12) 三十年 防穀一件 5) [防穀令実施は不必要だとの元山領事の報告]
文書題目 5) [防穀令実施は不必要だとの元山領事の報告]
文書番号
発信日 1897年 11月 30日 12時 12分 ( 1897年 11月 30日 )
発信者 元山 二口 領事 (*元山領事 二口美久)
受信者 加藤 公使 (*特命全権公使・加藤増雄)

5) [防穀令実施は不必要だとの元山領事の報告]
咸鏡(ハムギョン)・江原(カンウオン)二道における農作実況は、吉州(キルジュ)•明川(ミョンチョン *吉州のすぐ北)間は不作、端川(タンチョン *次の北青の北東、日本海海岸)・北青(プクチョン)間は中作、こうげん(洪原=ホンウオン)、かんこう(咸興=ハムフン)間は上作、永興(ヨンフン)、高原(コウォン *咸鏡南道の南端)付近は平作、江原道(カンウオンド)は全体に平作。
元来、当・元山港における穀類貿易の中心は主に前者(*咸鏡道)にあって後者(*江原道)などは問う所ではない。
また咸鏡道の本年の農業を概算すれば、前記のように並作以下には降らない。もっとも地方官民の中に不作を唱えるものもいるが、これは昨年の農事が近年未曽有の出来であったので、本年も昨年のように無上の作であろう、との希望□□□よくに(*三字不明)充たなかったからである。
その反証は
一、 北部各地では例年小麦の輸入を仰いで食料を補給するのだが、本年はその輸入を見ない。かえって当港に運び出している事、
二、 北部は元来米田が少なく地米は常に輸出米より高価であるのに、本年は地米の方が安価である事、
三、 北部各地は、例年は多額の輸入米を見る事が予想されるのだが、実際は、本年は輸入が少なく、韓人もまた居留地(*元山)に来て買い入れるものもまれである事、
以上の事実は凶作・欠食を訴える理由がないことを立証するに十分であろう。
現・監理事務は門外の事は全く知らず、また分らず、従ってこの同意を採る事は到底難しく、税務司も本官と同意見で、「他所は分からないが、咸鏡・江原二道は決して防穀令を発するべき程度ではない」と説き、ついに「趙・大臣はとかく防穀好きと見え前年に懲りずまたやるのか」と冷笑している。
十一月三十日 十二時十二分元山 発
元山 二口 領事
加藤 公使










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