18950109 NO3913 台湾の土着民暴動とこれに対する一個旅団増員を通報
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008_0050_0580 駐韓日本公使館記録 8巻 五. 欧文電報往復控 二 (58) [台湾の土着民暴動とこれに対する一個旅団増員を通報]
文書題目 (58) [台湾の土着民暴動とこれに対する一個旅団増員を通報]
文書番号
発信日 東京 5.00 P.M. 9/��/96 ( 1896年 01月 09日 )
発信者 西園寺 （＊西園寺公望 外相代理）
受信日 ソウル 8.10 P.M. 9/��/96 ( 1896年 01月 09日 )
受信者 小村 （＊小村寿太郎・駐韓弁理公使）
(58) [台湾の土着民暴動とこれに対する一個旅団増員を通報]
From 西園寺
小村
(1) 樺山海軍大将 telegraphed 一月二日 of native uprising of some magnitude near 台北, 淡水 etc. in which about 150 including soldiers, school teachers, laborers were killed or wounded. Consequently one mixed brigade has been dispatched from 大阪 to reinforce the defence corps. Prospect not very serious.
Tokio 5.00 P.M. 9/��/96
Seoul 8.10 P.M. 9/��/96
（訳）
(58) [台湾の土着民暴動とこれに対する一個旅団増員を通報]
西園寺より
小村へ
(1) 1月2日、樺山海軍大将が「台北・淡水の近所である程度の規模の大きい土着民（＊先祖代々そこに住んでいる人々）の暴動が発生し、軍人・教師及び労働者を含む約150名の死傷者がでた」と電送した。したがって防衛部隊を増員するため一個混成旅団が大阪から派遣された。展望はそれほど深刻ではない。
1896年 1月 9日 午後 5時 発信, 東京
1896年 1月 9日 午後 8時 受信, ソウル
＊混成旅団「西南戦争など後に師団制が採られるに至り、旅団は師団内旅団タイプとして位置づけられるに至った。この旅団は主に師団に属する歩兵旅団が主流で大半を占める。長は旅団長で少将が就任する。ただし、師団と異なり参謀長や参謀は置かれず、旅団長の補佐や旅団司令部の実務は旅団副官が行った。師団には2個の歩兵旅団が属し、旅団には2個歩兵連隊が属した。師団が出動するほどではない場合には砲兵部隊や騎兵部隊、工兵部隊などを配属し混成旅団として派遣した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/旅団
＊歩兵連隊（「連隊全体では、将校70名、准士官下士145名、兵卒1,440名、各部66名の総計1,721名、軍馬14匹が定員となっていた。」）
https://ja.wikipedia.org/wiki/歩兵連隊
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