18950728　NO3630　黄海道へのコレラ進入で兵站糧食危機　善処要望

18950728　NO3630　黄海道へのコレラ進入で兵站糧食危機　善処要望
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駐韓日本公使館記録　7巻 　 五. 機密通常和文電報往復 一•二 第4冊 　 (122) [黄海道へのコレラ進入で兵站糧食危機　善処要望]
文書題目 (122) [黄海道へのコレラ進入で兵站糧食危機　善処要望]
文書番号
発信者 漁隱洞兵站司令官　飛鳥井　少佐
受信日 同二十八日午後五時接 ( 1895年 07月 28日 )
受信者 井上　公使

(122) [黄海道へのコレラ進入で兵站糧食危機　善処要望]
同二十八日午後五時接
---------------------------------------------漁隱洞兵站司令官 飛鳥井 少佐
井上 公使（＊宛）

目下安岳（アナク　＊1895年 - 海州府安岳郡）・長連邑（チャンニョン＊安岳の北西。大同江南岸）にコレラ病が続発の勢いが猖獗だ。ところが同地方は当・漁隠洞兵站の糧食資源であって是非ともここに行き来して糧食を求めなければほかに方法がない。したがって百方苦心して予防・消毒などを計画しているが、朝鮮地方官の冷談なこと言語同断である。ついては次の趣旨を閣下より朝鮮政府へ御移牒いただき、「この地方官は下官（＊私）と商議し予防の事業に従事すべき」ことを電報で厳命するよう御取り計らい頂くようお願いする。



＊飛鳥井少佐　飛鳥井雅古少佐。鹿士 将司済（かもち まさずみ）江戸時代の国学者、別名・飛鳥井深澄の孫か