18950701　NO3100　　宮中と内閣の衝突に関する朴泳孝に対する忠告

18950701　NO3100　　宮中と内閣の衝突に関する朴泳孝に対する忠告
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駐韓日本公使館記録 7巻 　五. 機密通常和文電報往復 一•二 第1冊　 (123) [宮中と内閣の衝突に関する朴泳孝に対する忠告]
文書題目 (123) [宮中と内閣の衝突に関する朴泳孝に対する忠告]
文書番号
発信日 同 一日午後六時 発 ( 1895年 07月 01日）
発信者 代理公使 杉村
受信日
受信者 外務大臣 西園寺

(123) [宮中と内閣の衝突に関する朴泳孝に対する忠告]
同 一日午後六時 発
----------------------------------------------------------------------杉村 代理公使
西園寺 外務大臣（＊宛）

宮中と内閣との衝突について。朴氏らは私にも相談しないまま過激手段を取る恐れがある。また一方アメリカ、ロシア両公使からの内談の趣旨もあるので、昨日本日の両日、朴氏へ面会の上これを戒めたところ、朴氏もほぼ同意した。その他魚允中、金允植、申箕善の三大臣も私の意見にすこぶる同意し、この際過激手段を取ることは外患を招く恐れがあるので決してそのような非策を執ってはならない、と断言した。ついてはこちらもやや安心したのでこの上は宮中の方を和らげる事に尽力しなければならない。今夜金宗漢に面会する積りである。
○一昨日ロシア公使は長文の電信を本国に発しようとしたが電線断絶のため見合わせたと聞いている。