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2018年09月12日12:31

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18950508 NO2533 鉄道・電信及び鉱山事業の日本人独占に対する各国の抗議の件

18950508 NO2533 鉄道・電信及び鉱山事業の日本人独占に対する各国の抗議の件
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駐韓日本公使館記録 5巻 九. 鉄道•電線•開港 貸金公債 下 (2) [鉄道 電信 及び 鉱山事業の 日人独占に対する 各国の 抗議 件]
文書題目 (2) [鉄道 電信 及び 鉱山事業の 日人独占に対する 各国の 抗議 件]
文書番号 機密第四七号
発信日 明治二十八年五月八日 ( 1895年 05月 08日 )
発信者 特命全権公使 伯爵 井上馨
受信者 外務大臣 子爵 陸奧宗光

(2) [鉄道 電信 及び 鉱山事業の 日人独占に対する 各国の 抗議 件]
機密第四七号
本月六日外部大臣・金允植が来館し申し出でましたことには、一昨四日アメリカ・ロシア二国公使より同大臣を訪問致したい旨の通知があったので、おそらく李沛阿琉豬錣亡悗靴海猟大院君より書面を送った件についての面談を求めるのであろうと考えていたのだが、当日は来訪もなく、突然イギリス・アメリカ・ロシア・ドイツ四カ国代表者の連署 (その後フランス国理事官代理よりも同様の書面を送ってきた) して「朝鮮国内における鉄道・電信及び鉱山事業を総べて単一国人に任せることは間違っている」とする事、並びに仁川港における日本居留地の拡張は各外国商民に取って大いに損害がある、との趣意で、別紙写のような照会状を送ってきた。これは朝鮮政府においてすこぶる迷惑なことなのでどのように取計らうべきか、一応私の意見を承知してその上でこの四国代表者に対し何らかの回答を差し出すつもりであると相談があったので、私はとにかく熟考の上返答いたしたいと告げ、四国からの照会文写を預って置き、その後暫く時機を見計らっているところでまだ何の返答も致しておりません。もっとも私の意見は。この四国代表者の申し出に対し朝鮮政府は敢えてあれこれの抗論をせず、できるだけ軽く受け流し、あれこれ面倒な関係を生じるような種子を蒔かないよう返答しております。事に当国外部大臣を説得する予定です。そこで別紙を添へこの件具申致します。敬具
明治二十八年五月八日
特命全権公使 伯爵 井上馨
外務大臣 子爵 陸奧宗光 殿



[別紙 写本]
文書題目 [別紙 写本]
*(イギリス・アメリカ・ロシア・ドイツ四カ国代表者の連署 (その後フランス国理事官代理よりも同様の書面を送ってきた) して「朝鮮国内における鉄道・電信及び鉱山事業を総べて単一国人に任せることは間違っている」とする事、並びに仁川港における日本居留地の拡張は各外国商民に取って大いに損害がある、との趣意で朝鮮政府へ送ってきた照会状)

照会事照得本公使等近聞
貴政府行将広建鉄路並擬将建築鉄路之利権訂立遠年期約受与単一国人合股之公司且許該公司以専得操持各路電線之益而国中鉱産一竢察驗詳紳又准其按穴開採等情本公使等竊思建築鉄路架設電線与夫一切利国便民之挙原属当今急務各友邦聞信之
余無不欣媽唇奮弩療た型箙商務莫此為先也特是若将利権独帰於一則於振興之実跡未免有碍鍳観往事歴驗不爽故
貴国政府今玆此挙文明各国咸以為不然何者設使将各工業招集各国民人票投承充則互有比賽可得最上之工料最廉之費用而収効無殊且可免因偏而今人生妒之患然
本公使等竊以各本国政府之意
非係欲為各本国工商等独討取便宜之計
不過欲得公平比賽各逞其長務使無党無偏以符条約内所称照最優之国一体相待之条而己
且再有一件亦可以此条類及之者因又聞貴国政府又擬於毘連仁川各国租界之処将地畝一大段画作増広日本租界専為日本人之用等情本公使等竊料所傳非謬査仁川濟物浦各国租界一区各国民人均得霑其利益且条約内載凡各外国民人侭可於相離租界不逾於十里之外永租地畝云々今若於口岸付近地専割画地基大敢為単一国民人之私用則於所称租界外永租地畝之典与別国民大有虧損而於条約内所載最優□有利均霑未臻至当至本公使等所以上各節並無有欲梗阻 貴国民人之出資本自出才力以承弁各項事業之□所以諄々致意者只以外国商務之在
貴国者既属推広則其有関渉者自来坐視受候困此譲捿足者先登独享其利無比賽機会以昭公允也.


(*私訳)
本公使などが聞いたところ、貴政府で将来鉄道建設を施行することと、今後鉄道建築計画による利権契約を何年か後の長期間で約束して、それをただ一つの合資公司に授与し、またその公司に全面的に各路線の電線の便益を管理するようにしました。また、国内鉱山物を見て回り詳しく分析してその鉱山・鉱脈を探して採掘するようにするなどの仕事をしなければならないと言います。本公使などが考えてみたところ、鉄道と電線架設およびその他総べての、国を利益を与え民を平和にする建設事業は、本来今日において最も急務に属することで、各友好国がこの情報を聞いては羨まない者はなく、昔からの状況を改めて新しくしていくことが商務を拡張することであり、これより先になすべきことはないでしょう。ところで特にこのような利権を将来一つのところにだけ配分されるようにするならば、産業振興実績はこれまでの事実を教訓としてみたところ障害となる点があることを免れず、良い結果にはならないので望ましくはありません。貴国政府の今回の処置に対して文明各国が皆いやだと考えるのは何のためでしょうか?
仮に今後各国の工業が集まってこの国に入って来て、各国商人たちの火花の散る契約が充満することになってお互いが優劣をつけることになれば、最上の人件費と材料費を最も廉価な費用で得ることになることでその実効を納めるのに特殊な困難もないことであり、また、どこの誰に偏って嫌われる憂慮も免じることができるでしょう。しかし、公使などが静かに見ると、それぞれの本国政府の考えが、工商などの利益を単独で追求しようとする意図で関係するのではなく、公平な活動により優劣をつけて各自の長所を表わすことに努めて、公平中立に待遇を受けるようにする*ことに過ぎなくて、条約内でいわゆる最優待国になることができる一切の特典条文の適用を受けることに符合することを願うだけです。

また他の件があります。 これまた前の条項と類似していることだが、貴国政府が仁川に連結する大きい土地をさらに区画して我が国の租界地を広げ全面的に我が国の人々の用途に提供するというなどの事情を聞きました。本公使などが静かに考えてみたところ、伝え聞いたことが誤ったことでないように思われます。済物浦(チェモッポ =仁川)の各国租界地のある区域には各国人たちが公平に利益を受けなければならず、また条約の外に記載されることを、すべての外国人はそのまま居住して租界地から十里の外にさらに移ることができないことでなっているので、これを永租地畝と言います。
今また、湾の入り口付近の土地を全面的に分割して大きい旧画地を作り一つの国だけの使用に提供することになるならば、いわゆる租界地以外の永租地畝に対する各国人の恩恵を他の一国民だけに供与することになって、大きく本来の面目である条約内に記載されている最優待国の恩恵を損傷することになり、利益を等しく有しなければならない所に穏当な利益を有する事ができなくなります。本公使などは以上各節に対して、ことを頓挫させようとするのではなく、貴国民の資本で、各自の財力で出資して、それで各項の事業を調えて進むようにする意志を遂げて行こうとするのです。単にある外国商人(*日本人商人)が貴国で努力することが、それがすでに貴国でもっと拡大するように委嘱を受けた結果であるのなら、我々はその影響を受けるところになり、そのように我ら自らが座ったままで侮辱を受けることは私たちにはできないことで、我々は互いに素早い者が先を争うことは遠慮しているが、先に登場して単独でその利益を得るということは優劣をつける機会を無くしようにすることであるから、このようなやり方が公的に認められることのないようにしなければならないでしょう。


*(韓国語訳では「しない」となっているが原文「欲得公平比賽(優劣を競う)各逞(逞しくする)其長務使無党無偏」から見ると「する」のようだ)


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